少し目を赤くして故・岡野氏との思い出を語ってくれた釜本氏。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 2017年5月24日、日本サッカー協会が「岡野俊一郎を偲ぶ会 〜雲を突き抜けて、太陽へ!〜」を執り行なった。この会には現日本代表監督のヴァイッド・ハリルホジッチ氏、元日本代表のラモス瑠偉氏や秋田豊氏、元日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏や岡田武史氏などが参列した。

 海外サッカー情報番組『ダイヤモンドサッカー』で故・岡野氏と絶妙な掛け合いをしていた金子勝彦氏の司会で進行され、故・岡野氏の功績を称える映像上映や日本サッカー協会会長・田嶋幸三氏の謝辞などが行なわれた。

 セレモニー後、囲み取材に対応した川淵三郎氏、フィリップ・トルシエ氏、そして、少し目を赤くしていた釜本邦茂氏は、故・岡野氏との思い出について次のようにコメントを残している。

川淵氏
「言っていることがそのまま文章になるところは僕とえらい違いだなあと(笑)。『えー』とか『あー』とか、そういうことをあまり言わない。僕がオフトを日本代表監督にした時に、岡野さんは『通訳が一番大事だよ』って言っただけのことはある。岡野さんがクラマーさんの通訳をしていた時は、それは的確で。分かりやすかった。聞き直したことは一度もなかったしね。そういう印象が強い。流暢に、よどむことなく、文章がつながっていくというのは素晴らしい。時々、話が長かった時はあったけどね(笑)」

トルシエ氏
「2002年に日本代表監督の契約をどうしようかという時、岡野さんと話をしたんですけど、『安心しろ、俺がサポートしてあげるから』と言ってくれたのが思い出深いです。岡野さんの奥さんにも感謝しています。『私も支えてあげるから』と言ってもらえたのはとても嬉しかったです」

釜本氏
「僕が16歳の頃の付き合いだから、かれこれ50何年になる。やっぱり、サッカーをしているなかでは岡野さんや長沼さんには見られている、という思いでやっていました。だから、それは安らかにという感じです」