劇中に登場する「大砂物」の縮小版

写真拡大

 華道家元池坊の家元、次期家元をはじめ関東近郊で活動する華道家による約500作品を披露する「いけばなの根源池坊展 東京花展」が5月24日、東京・日本橋三越本店で開幕。同日、オープニングセレモニーが行われ、華道家元池坊が携わった映画「花戦さ」に出演する高橋克実(吉右衛門役)、森川葵(れん役)が駆けつけた。

 戦国の世に、野村萬斎演じる花僧・池坊専好が民を苦しめる豊臣秀吉(市川猿之助)に華道で戦いを挑む姿を「地下鉄(メトロ)に乗って」「起終点駅 ターミナル」の篠原哲雄監督が映画化。中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市ら実力派が顔をそろえるなか、高橋は専好の幼なじみで下京の町衆を世話する吉右衛門、森川は天才的な画力を発揮する絵師・れんを演じている。

 華道家元池坊が全面協力し、劇中には200瓶あまりのいけばな作品が登場。同展にも劇中でいけられ、織田信長(中井)をうならせた巨大ないけばな「大砂物」の縮小版が展示されており、高橋は「(いけばななのに)木を使うものがあるとは、知りませんでした。木も1本ではなく、接ぎ木をしている。切ってしまったものなのに、ものすごく勢いがあって、気持ちがスーっとなりますね」と感嘆の声をあげていた。

 森川は撮影中、墨絵に加えて、いけばなも体験したといい「とても難しかったですが、お花と触れ合って、心が洗われた気がします」と和の文化にすっかり魅了された様子。「いけばなは、最後の一手までどんな完成形になるかわからないもの。この映画も最後の最後まで、どんな結末になるかわからないハラハラ感があります」とアピールしていた。

 「いけばなの根源池坊展 東京花展」は5月29日まで日本橋三越本店の本館7階ギャラリーにて開催。「花戦さ」は、6月3日から全国公開。