ハードディスク(HDD)製造大手の「Western Digital(ウエスタンデジタル)」が、NAS用の高耐久モデル「WD RED」シリーズに10TBの最大容量モデル「WD100EFAX」と「WD101KFBX」を追加しました。個人向けに利用されることの多いNAS用HDDの大容量モデルがWestern Digitalからも登場したことで、すでに先行販売していたSeagate製10TB高耐久モデルとの競争は必至で、大容量HDDの容量単価はさらに下がることになりそうです。

Western Digital Adds Helium-Filled 10TB Drives to Consumer, Business Lines - ExtremeTech

https://www.extremetech.com/computing/249709-western-digital-adds-helium-filled-10tb-drives-consumer-business-storage-solutions

WD100EFAXは、容量10TBの3.5インチHDDでインターフェースはSATA3(SATA 6Gbps)。回転数が5400rpmのWD Red「WD100EFAX」と、7200rpmのWD Red Pro「WD101KFBX」の2種類があり、両モデルともキャッシュ容量は256MB。



ヘリウム充填の「HerioSeal」を採用することで回転抵抗を抑え、1.44TBのプラッタを7枚内蔵することで10TBを実現。また、振動を制御する「3D Active Balance Plus」も採用しています。



これまでWD Redシリーズの最大容量は「WD80EFZX」の8TBでしたが、10TBモデルが登場することで、NASで使える容量は大幅にアップします。例えば、5台のHDDで最大40TBだったものが50TBになるというわけで、「とにかく大容量が必要だ」という場合には大きなメリットがありそうです。

さらに「WD100EFAX」の価格設定から、容量単価の点でも魅力的であることが判明しています。Neweggでは通常価格429.99ドル(約4万8000円)にセール価格として399.99ドル(約4万5000円)のプライスタグが付けられており、WD REDの大容量モデルの初値としてはかなり安価になっています。

WD Red WD100EFAX 10TB 5400 RPM 256MB Cache SATA 6.0Gb/s 3.5" NAS Hard Drive Bare Drive - Newegg.com



すでにNAS用の個人向け10TBモデルとしてはSeagateのIronWolfシリーズ「ST10000VN0004」が市場価格で4万2000円程度にまで下がってきており、Seagateに比べると割高な傾向にあるWestern DigitalがNAS用の10TBモデルを低価格でリリースすれば、大容量モデルの価格競争はより一層、激しくなり低価格化が進むと期待できそうです。