糖分の取りすぎは髪にも影響するのか?

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糖分と髪との関係性

糖分は、摂取すると体の中でエネルギー源となって働くという役割があります。

一方で、糖分がエネルギーに変わるためには、ビタミンB1が必要になります。

ビタミンB1は、細胞の活動に欠かせない栄養素なので、不足すると体が疲れやすくなり、免疫力も低下します。

そうなると、生命を維持するために必要な内臓に向かって血流が集中してしまい、頭皮の血行は悪くなってしまいます。

糖分を多く摂れば摂るほど、ビタミンB1を大量に必要とするため、間接的に髪にも悪影響が出てしまうのです。

糖分の取りすぎがもたらす影響

糖分を過剰に摂りすぎると、余分な糖は体内のたんぱく質や脂質と結びついて、老化を促進させる物質を作り出します。

これを糖化といいますが、肌のシミやシワ、くすみなどの老化現象を引き起こします。
頭皮も肌とつながっていますので、糖化するとさまざまなダメージを受けてしまいます。

まず、血流が悪くなって頭皮が固くなってしまうため、健康な髪が育ちにくくなります。

髪は、ツヤやハリを失って切れやすくなりますし、細い毛しか育たなくなるため、すぐに抜けやすくなります。

また毛根の働きも弱くなるため、白髪が増える可能性もあります。

他にも、糖分の摂り過ぎによって、血糖値が高くなる可能性があるのです。
血糖値が高いと、血液中に糖が溢れ、血液はドロドロになってしまいます。

髪に必要な栄養素が届きにくくなって、薄毛が進行してしまうのです。

糖分の摂り過ぎは、皮脂の分泌を過剰にして頭皮環境を悪化させる可能性があるなど、髪にとって良いことはほとんどありません。

対策と予防方法

糖分を全く摂らないというのも、低血糖で倒れてしまうので良くありませんが、やはり摂り過ぎないように毎日の生活の中で気をつけることが大切です。

特に缶コーヒーやペットボトルのジュースなどを水分補給のためにがぶがぶ飲んでいるという人は、気づかないうちに糖分の摂りすぎになってしまうので注意しましょう。

もし糖分を摂り過ぎてしまったら、ビタミンB1を多めに摂取したり、運動をしてエネルギーを消費すると良いでしょう。