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昨秋にApple Payがスタートして以来、iPhone 7を使って支払いする人を見る機会も増えているが、決済での利用という面では、先行してきたおサイフケータイのほうが上回る点も少なくない。今回はおサイフケータイでしか使えないサービスを紹介する。

なお、おサイフケータイは対応する電子マネー、ポイントカード、乗車券などの機能が利用できるサービスで、FeliCa(ICチップ)を搭載したスマートフォン(一部タブレットを含む)、ガラケーで利用可能。ただし、機種やキャリアによっては一部非対応のサービスもあるので、購入や機種変更をする際には事前に確認してほしい。

○多数の電子マネーに対応

おサイフケータイは多数の電子マネーに対応していることが最大の強み。Apple Payが対応しているのはモバイルSuica、QUICPay、iDの3種類だが、おサイフケータイはこれに加えて楽天Edy、nanaco、WAON、モバイル スターバックス カード、さらに海外でも使えるVisa payWave、Mastercardコンタクトレスも利用できる。

プリペイド型であるモバイルSuica、楽天Edy、nanaco、WAON、モバイル スターバックス カードは、会員登録など簡単な手続きをすれば、すぐに利用可能。発行手数料も不要だ。いずれも対応するクレジットカードまたは銀行口座があれば、ネット上でチャージできる。

おサイフケータイのモバイルSuicaは、ビューカード(提携カード含む)以外のクレジットカードを紐付けると1,030円の年会費が必要だが、対応銀行またはキャリア決済でチャージするEASYモバイルSuicaであれば、年会費無料で利用できる。ただし、EASYモバイルSuicaは定期券やモバイルSuica特急券の機能は利用できない。

一方、ポストペイ(後払い)型の電子マネーに関しては、基本的に対応するクレジットカードの紐付けが必要だが、QUICPayは銀行口座を紐付けられるタイプもある。また、iDもドコモの利用料と合算で支払う「dカード mini」であれば、クレジットカードがなくても利用可能。最近はプリペイド型のiDも発行されているが、おサイフケータイでは現在のところ利用できない。

スターバックス カード、Visa payWave、Mastercardコンタクトレスの3つは、対応スマートフォンのみ利用可能で、ガラケーでは利用できない。iDはドコモまたは一部のSIMロックフリー端末のみ利用可能となっている。

○ローソンではポイントカードの提示不要

おサイフケータイは一部の店でポイントカードとして使うこともでき、設定したおサイフケータイをレジでかざすだけで、ポイントを貯める/使うことができる。現在はヨドバシカメラ、ビックカメラ、一部のTSUTAYAやカメラのキタムラなどが対応しているが、特に便利なのがローソン。

ローソンでは「ローソンモバイルPonta」または「モバイルdポイントカード」を設定したおサイフケータイで、対応する電子マネーを使って支払うと、決済と同時にポイントも貯まる。事前にポイントカードを提示しないで済むだけでなく、ポイント加算と支払いで携帯電話を2回かざす必要もないため、スマートに会計できるのだ。

ちなみに「ローソンモバイルPonta」と「モバイルdポイントカード」の両方を設定している場合は、「ローソンモバイルPonta」が優先される。「モバイルdポイントカード」はスマートフォンのみ対応。「ローソンモバイルPonta」はガラケーでも利用できるが、新規登録や機種変更などによる再登録は2017年6月30日正午で終了となる。

○ラッキータッチでポイントが当たる

スマートフォンでおサイフケータイを使うなら、絶対に入れておきたいアプリが「ラッキータッチ」。アプリを入れた状態でモバイルSuica、楽天Edy、nanaco、WAONを利用すると、1電子マネーにつき1日1回、合計4回までミニゲームの参加権が得られ、当選するとポイントがプレゼントされる。

ゲームの参加には各電子マネーともに50円以上の利用が必要で、モバイルSuicaの交通利用は判定対象外。WAON以外はチャージでも参加権を得られる。当選するポイントは、モバイルSuicaを利用した際はSuicaポイント、楽天EdyはEdyギフト、nanacoはnanacoポイント、WAONはWAONポイントとなり、1等は1,000ポイント。ハズレの場合もあるが、1ポイントが当たることは頻繁にあり、キャンペーン開催時期は当選ポイント数やゲームに参加できる回数がアップすることもある。

これらの機能やサービスは、おサイフケータイを持つなら、ぜひ使いこなしてほしいところ。特におサイフケータイからApple Payへ乗り換えを検討している人は、こうした点も比較材料として考慮するといいだろう。

(※クレジットカードの用語などは以下を参照)

『シーンで選ぶクレジットカード活用術 (1) 最低限知っておいてほしい基礎知識』

※本記事で紹介したサービス内容は、消費税率8%を前提とした更新日時点の情報です。また、各サービスには一部対象外となるケースがあります。ご利用の際は公式サイトなどで最新の情報をご確認ください。

<著者プロフィール>

タナカヒロシ(ライター・編集者)普段は音楽やエンタメ関係の仕事が多いが、過去に勤めていた会社の都合でクレジットカード本を作ったことをきっかけに、クレジットカード、電子マネー、ポイントなどに詳しくなる。以降、定期的にクレジットカードのムック本を編集・執筆。3月8日発売の『最強クレジットカードガイド2017 本当にトクするカードの選び方・使い方=写真=』(角川SSCムック)では、編集統括および記事の大部分を執筆している。