ジロ・デ・イタリア、第16ステージ(ロベッタからボルミオ、222キロメートル)。トイレストップを余儀なくされたものの、総合首位の座を守ったチームサンウェブのトム・デュムラン(2017年5月23日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ジロ・デ・イタリア(Giro d'Italia 2017)は23日、第16ステージ(ロベッタからボルミオ、222キロメートル)が行われ、バーレーン・メリダ(Bahrain-Merida)のヴィンセンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali)がレースを制し、イタリア勢に今大会初のステージ優勝をもたらした一方で、チームサンウェブ(Team Sunweb)のトム・デュムラン(Tom Dumoulin、オランダ)は、トイレストップを余儀なくされながらも総合首位を維持した。

 第10ステージ(フォリーニョからモンテファルコ、39.8キロメートル)で総合首位に立ち、モビスター・チーム(Movistar Team)のナイロ・キンタナ(Nairo Quintana、コロンビア)に2分41差をつけてオランダ勢大会初制覇の期待が高まっていたデュムランだったが、この日はトイレストップでリードを大きく失ってしまった。

 デュムランはレース中、交通標識の近くで突然止まり、急いで自転車を降りて身に着けていたジャージーを脱ぎ出すと、草むらの中に座り込んだ。デュムランはレース後、「ステルヴィオ(Stelvio)峠の下り坂でそんな予感がし始め、中断を余儀なくされてしまった」と振り返り、「まだ総合首位を維持しているけれど、とても失望している」と述べた。

 一方、前回王者で通算2度のジロ制覇を誇るニバリは、チームスカイ(Team Sky)のミケル・ランダ(Mikel Landa、スペイン)と一騎打ちとなったスプリント勝負を制し、イタリア勢にようやく勝利をもらたした。ニバリはこの勝利でトップと1分12秒差の総合3位に浮上し、ピンクジャージ―(マリア・ローザ)奪取に向けて差を詰めている。

 2014年大会覇者でモビスター・チーム(Movistar Team)のナイロ・キンタナ(Nairo Quintana、コロンビア)は、想定外のトイレストップを強いられたデュムランとの差を31秒差まで縮めた。

 レース残り20キロの下り坂でキンタナを置き去りにし、ランダとともに抜け出したニバリは、「自分がイタリア勢に初勝利をもたらすとは思ってもいなかった」とコメントしている。

「今回は完璧なライダーの勝利だ。スタートからフィニッシュまでコンスタントに走り続けなければならない長く難しいステージで、自分は上りで積極的に仕掛け、下りは攻めて、最後はスプリンターでなければならなかった」
【翻訳編集】AFPBB News