英マンチェスターのコンサート会場で起きた自爆テロにより、8歳の子どもを含む22人が死亡し、59人が負傷した。

各地で犠牲者を悼む声や恐怖や怒りの声があがる一方、爆発が起きた際、近くにいた計50人ほどの子ども達を守り、保護者のもとに帰したとして、1人の女性が称賛の的となっている。

爆発の際、隣の駅にいた女性

自爆テロは、米女性歌手アリアナ・グランデさんのコンサート終了時に起きたもので、コンサートが行われていたアリーナは、街の主要駅の1つである、マンチェスター・ヴィクトリア駅と隣接している。

アリーナで爆発が起きた際、ポーラ・ロビンソンさん(48)さんは、このヴィクトリア駅にいた。

この時、パニックに陥った人々で、辺りは騒然としていたであろうことは容易に想像が付く。

子どもを守り、保護者に呼びかけ

実際に、多くの10代の若者が泣き叫びながら逃げ惑っていたという。ポーラさんは、そんな子ども達を連れ近くのホテルに避難した。

彼らを見守り続ける一方で、子ども達の安否を心配しているであろう保護者に対し、自身のFacebookやTwitterで何度も呼びかけを行っている。

そのうちの1つがこちら▼

お子様を近くのホリデイインにて保護していますので、お迎えに来て下さい。お子様と連絡が取れない場合、私までご連絡下さい。

メッセージの最後には自身の電話番号を記載し、保護者との連絡体制を整えた。

彼女が発信したメッセージは他にも。

私達はおよそ50人のお子さんを保護し、親御さんが迎えに来られるのを待っています。皆無事ですのでご安心下さい。

 

お子さんがマンチェスター・アリーナにいるという親御さんに知らせて下さい。できる限りのお子さんをホリデイインで保護し、私たちが寄り添い見守っています。

「マンチェスターの天使」と称賛される

彼女の電話には、我が子を心配する保護者からの連絡が相次いだという。

「爆発の直後、子ども達を連れて一緒に逃げた」と話すポーラさん。

彼女が取った若者の命を守るための冷静かつ迅速な行動と、我が子を心配する保護者への行き届いた配慮から、SNSや地元メディアは彼女のことを英雄として伝え、「マンチェスターの天使」と称賛している。