韓国・ソウルで行われた、国内販売開始を記念したイベントで紹介されたサムスン電子の新型スマートフォン「ギャラクシーS8」(2017年4月13日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】韓国の電機大手サムスン電子(Samsung Electronics)は24日、同社の新型スマートフォン「ギャラクシーS8(GALAXY S8)」に搭載されている虹彩認証のロックをドイツのハッカー集団が不正な方法で解除したと明らかにしたことを受け、調査していることを明らかにした。

 昨年発生した「ギャラクシーノート7(Galaxy Note 7)」の発火問題によるリコールなどで大きな影響を受けたサムスンにとって、「ギャラクシーS8」の投入は米電子機器大手アップル(Apple)の「iPhone(アイフォーン)」追撃に向けた重要な一歩とされている。

 しかし、1981年に結成されたドイツのハッカー集団「カオス・コンピューター・クラブ(CCC)」がインターネット上に投稿した動画には、持ち主の眼の写真にコンタクトレンズをかぶせて本物の眼球の曲率を再現し、「ギャラクシーS8」のロックを解除する様子が映っている。

 CCCは「虹彩を攻略するには、インターネットから入手した高解像度の画像で十分」と指摘。「皮肉なことに、サムスンのレーザープリンターを使えば一番良い結果が出た」と述べた。

 サムスンの広報担当者は、CCCの主張を承知しているとし、調査していることを明らかにした。

 サムスンは声明で、虹彩認証の技術は「厳しい検査を経て開発された」とし、消費者に対し安心するよう求めた。その上で「仮に潜在的な脆弱(ぜいじゃく)性や、われわれのセキュリティ確保のための取り組みに挑戦するような新しい方法が発見されれば、問題解決のために出来る限り迅速に対応する」と述べている。
【翻訳編集】AFPBB News