水曜日のカンパネラ“メロス”PVより

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水曜日のカンパネラの新曲“メロス”が5月26日に配信リリースされる。

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2月にリリースされたアルバム『SUPERMAN』以来のリリースとなる“メロス”は太宰治の小説『走れメロス』をモチーフにした楽曲。配信に先駆けて、全編モンゴルで撮影されたPVが本日5月24日に公開された。

JRAとのコラボレーション企画『東京遊駿』の第2弾となる同PVは、1人のモンゴル人の少女の成長にフォーカスを当て、コムアイ(Vo)との出会いや別れなどを描いた内容。地元の子供たち100人と100頭の馬と共にコムアイも馬に乗って手綱を操りながら撮影が行なわれたという。総勢300人以上が出演した同PVの監督を務めたのは、これまでも水曜日のカンパネラのPVを手掛けている山田智和。

なお水曜日のカンパネラは、6月から16都市を巡る全国ツアー『IN THE BOX TOUR』を開催。チケットは現在販売中だ。

■コムアイ(水曜日のカンパネラ)のコメント
砂漠のように波打ちながら延々と続く荒野に、太陽が照りつけて、砂嵐が轟々鳴って、みんなで目を細く開けて、今日撮りたいものをじっと見守る。100頭の馬と100人のこども。とわたし。と、アノちゃん。
今回のヒロインのアノちゃんは、もともと出演をお願いしていたサーカス団の女の子が怪我で入院してしまい、ピンチヒッターとして撮影前日にキャスティングされた。美しい18歳で、部外者の私をモンゴルの世界に案内してくれた。石の名前や、馬の名前。乾ききった馬の糞は、燃料にするので呼び名が変わることとか。このビーズの飾りはモンゴルではおでこにつけるんだ、とか。
この乾燥した広大な地では、昼は35度の真夏になり、夜は氷点下の真冬になる。みんな野菜より肉を食べる。とても険しいように聞こえるかもしれないけれど、自然のなかでほったらかしにされて、頑張らなきゃいけないとき、ふしぎと、大きな安心を感じる。
最初に車を降りて土の上に放り出された時、それまで、眠いな、すでに疲れた、と思っていたのに、向こうの向こうまでひたすらにだだっぴろいので、身体の芯から嬉しくなった。ずっと中身がこわくて開けられないでいた箱を開けたような、すっきりしたかんじ。
ここでは、こどもたちは、ジャガイモを転がしたようにころんころん遊びまわって、馬をひっかけ走り、どつき合い、馬から降りて寝転がり、また馬を走らせ…。何度も同じカットをやり直しても、待たされても、ずっと目を細めてニコニコしている。
モンゴル人は本当に機嫌が良い。隙あらば風に吹かれてそよそよ〜って顔をする。山の向こうを感じてるような顔をする。
手伝ってくれたモンゴルの人たちも、アジアの他の国の人よりも感覚が似ている気がする。同じ遺伝子が、二つの違う環境で生きていて、再会したような、懐かしさを感じた。
帰ってからも耳の穴から黒い砂がザラザラ出て来たけれど、いい加減ザラザラ出てこなくなってしまって、さみしい。
砂嵐と太陽に当てられ帰る頃にはすっかり顔がモンゴル人になっていた、信頼のおける撮影チームのみんな、ありがとう。
インスピレーションをくれた、繊細で美しいサラブレッド、競馬場で働く馬を愛する皆様、新しい楽しみを教えてくれてありがとう。
モンゴルのご機嫌で頼れるみんな、ありがとう。企画に関わったひとたち、機会を与えてくれたひとたち、確かでないものを信用してくれてありがとう。素晴らしいいきものたちに感謝します。