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メドピアはこのほど、「治る見込みのない患者さんへの永久胃ろうは必要な医療か? 」についての調査結果を発表した。同調査は3月29日〜4月4日、医師専用コミュニティサイト「MedPeer(メドピア)」会員医師4,206名を対象にインターネットで実施したもの。

治る見込みのない患者さんに永久胃ろう(※)を造設することは必要な医療だと思うか尋ねたところ、最も多い回答は「一部の患者には必要だと思う」だった。

「一部の患者には必要だと思う」と回答した人の理由は「ケースバイケースだと思う」が大半を占めた。「全員にするべきとは思いませんが、効果のある患者がいることは確か」(60代、一般外科)、「患者さんとご家族の希望があれば必要だと思います」(50代、整形外科・スポーツ医学)など、家族の希望や実際の効果を挙げる医師もいた。

「不必要だと思う」(18.1%)という回答は2位だった。その理由としては、「本人のためではなく、家族を納得させるためだけのような気がする」(50代、放射線科)、「欧米では口から食べられなくなったら寿命と判断する国もあります」(50代、老年内科)といったもののほか、永久胃ろうによる医療費の増加を危惧する声も多かった。

「わからない」は9.9%だった。理由は「複雑な背景の問題ですから、単純には答えられません」(50代、腫瘍内科)、「必要などうかは個々人の考え方、価値観によると思います(40代、精神科)といたものだった。

胃ろうが「必要だと思う」という回答は3.1%とごくわずかだった。「治る治らない、生きる生きないは医師が決めることではない」(40代、小児科)、「ALS患者や脳血管障害で嚥下障害が強い患者など、治る見込みは現時点ではないが胃ろう造設が必要な場合は多いと思います」(50代、一般内科)が主な理由だった。

※食事の経口摂取ができない人などが、胃内に通した管から水分・栄養を補給する処置のこと