一人暮らし女子の敵、それは「虫」……女性の8割以上は生きている虫が触れない!
夏の訪れを感じる初夏シーズン。地味に嫌なのはアリやダンゴムシ、毛虫といった「成虫」が活動をはじめることです。女性は特に「虫が苦手」という人が多く、特に一人暮らしをしている家で虫が出たら、人によっては恐怖でパニックになってしまうこともあるのでは?
部屋の虫を「逃がしたい」派と「退治したい」派はほぼ同数!
防虫アイテムを製造・販売する「ダイオ化成株式会社」では、一人暮らしをする20〜30代の独身女性600名を対象に「防虫と生活に関する意識調査」を実施。一人暮らしの女性が自分の部屋で虫を見かけたとき、どのように対処するケースが多いかを調査しています。
わずか1.7%ですが、「何もせずに放ってほく」という“共存派”もいました。
一番多いのは「退治したい」(32.8%)という意見ですが、次に多かったのは「できるだけ逃がしたい」(28.8%)。さらに「逃がしたい」(19.5%)、「できるだけ退治したい」(14.5%)と続きます。虫の息の根を止める「退治したい」派は47.3%で、息の根を止めずに「逃がしたい」派は48.3%。1%というかなりの僅差で「逃がしたい」派が上回りましたが、ほぼ同数といってもいいでしょう。
「逃がしたい」派のデメリットは、動く虫を上手く逃がすのが難しいこと!
「退治したい」よりわずかに上回った「逃がしたい」派。しかしこの方法のデメリットは、「動く虫を外に逃がすのは難しい」ということではないでしょうか。もちろん、生きている虫を直接手で捕まえて逃がせばいいのですが、それをできる女性は多くありません。実際同調査でも「あなたは生きている虫(アリやイエグモなど)を直接触ることができますか?」と質問していますが、やはり「できない」「どちらかというとできない」と答えた人が合計81.7%となっています。
「できる」「どちらかといえばできる」という人は18.3%。女性の中にもそういったワイルドな人は存在します。
直接手で触れない場合、逃がしたい派がやりがちなのはまず、ホウキで虫を追い払い、玄関や窓などから逃がす方法。ただしこれは虫が玄関や窓から遠いところに出現した場合、虫を移動し続けるのは厳しいのが欠点です。ほかには「生きた状態のままティッシュで包んでで逃がす」という方法もありますが、こちらはティシュ越しの虫の感触が気持ち悪いと感じる点かどうかが問題でしょうか。
一方「退治したい」派の場合、一度息の根を止めてしまえば逃げることはありません。ただ虫の死骸を処理するのも、これはこれで苦手な人にとっては苦痛なもの。特に生命力が強いゴ●●●(この文字を見るのも嫌という女性が少なからずいるそうです……)の場合、なかなか息の根を止めることも困難なうえ、死骸の処理も厳しいと感じる人は多いかもしれません。
虫の対処方法で一番支持されているのは「殺虫スプレー」による退治!
虫が苦手な女性にとって、「殺虫スプレー」はやはり便利です。
また同調査では独身女性に対して「あなたは部屋の中に1cm以上の虫(ゲジゲジやイモムシなど)がいると気づいたとき、どのように対処しますか?」という質問もあります。その答えの結果は以下の通りです。
殺虫スプレーで対処する……44.7%
ティッシュでくるみ、外へ捨てる・逃がす……33.0%
ホウキなどで外へ逃がす……29.8%
ティシュでくるみ、ゴミ箱へ捨てる……24.8%
スリッパ等で叩き、退治する……15.0%
掃除機で吸い込む……13.0%
ガムテープやカーペット用コロコロで取る……9.2%
放っておく……5.2%
1位は「殺虫スプレーで対処する」(44.7%)。よく考えたら“退治派”は殺虫スプレーなどの便利なアイテムがたくさんあるので、それを利用すれば対処はしやすいかもしれません。一方で「逃がしたい」派の場合、頼りになるのはホウキとティシュしかないという現実!殺さずに逃がすためのいいアイテムがあれば、実はかなり需要があるかもしれませんね。
【調査概要】
調査媒体:ダイオ化成株式会社「防虫と生活に関する意識調査」
調査対象: 20〜30代のひとり暮らし女性600名
調査期間: 2017年3月14日(火)〜21日(火)
調査方法: インターネットを利用したアンケート調査