By Kevin Gill

地球が球体であることは今や誰でも知っている常識ですが、実際に歩いていると道は平坦であり、「地球は丸い」と気付くのは難しいもの。そこで教育アニメーションシリーズを提供するYouTubeチャンネル・Life Nogginは、地球が平坦ではないことが簡単にわかるムービー「This Is How We Know Earth Isn't Flat」を公開しています。

This Is How We Know Earth Isn't Flat - YouTube

普段生活していると、地球の曲面をその身に感じることはあまりないはず。



だからといって地球がファンタジー映画のように平坦なわけではありません。



もしあなたがシカゴの街を外から眺めた場合、地球が平坦なら街の向こうにアメリカ最大の山脈であるロッキー山脈が見えるはずです。



実際にシカゴの街の背景にロッキー山脈が見えないのは、地球が球体であるため。



同様に、港から出発する船を眺めていれば……



水平線に消えていく船を見て、「地球は丸い」ということがわかるわけです。



地平線の位置は見る場所によって変わります。身長が6フィート(約180cm)の人が見える地平線の限界はおよそ3マイル(約4.8km)。



どこか山頂から見た地平線は、同じ人でも100マイル(約160km)先まで見えるようになるとのこと。



人類が「地球は丸い」ということに初めて気付いたのは、約2000年前の古代ギリシア学者たちでした。学者たちも古代ギリシアの水平線に消えていく船を見て、地球の構造に関する着想を得たそうです。



紀元前350年ごろ、アリストテレスは、月食で月にかかる影が弧を描いていたことから、地球が球体であることに気付いたそうです。



さらにアリストテレスは、自分が居る場所によって見える星が異なるということにも気付きました。



そのおよそ100年後、ギリシャの学者であるエラトステネスが地球の周長を概算しました。エラトステネスは同じ時間でもシエネとアレクサンドリアでは、アレクサンドリアの建物だけに影がかかるということを聞きつけたとのこと。



これは空に浮かぶ太陽の光が、異なる角度に位置する2つの都市に当たっているため。



そこでエラトステネスは、アレクサンドリアの地面に刺した棒から伸びる影の角度を計算しました。さらに2つの都市の距離から丸い地球のおおよその長さを計算したわけです。



少し離れた場所にいる友だちがいれば、エラトステネスと同じ体験を得ることが可能。



夕暮れ時に電話で連絡を取り合い、夕焼けの様子を聞いてみると、太陽は西に沈んでいくため、東西で異なる夕焼けの様子が確認できるはずです。



最も分かりやすいのが、宇宙ステーションなどから撮影された地球の写真。緑と青が広がるまん丸な地球は美しく、YouTubeなどで簡単に見ることができます。