22日、韓国・ヘラルド経済などによると、韓国の文在寅大統領の靴が韓国ネットユーザーの間で注目を集めている。写真は文在寅氏の大統領就任を祝う垂れ幕を掲げた文氏の母校・慶煕大。

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2017年5月22日、韓国・ヘラルド経済などによると、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の靴が韓国ネットユーザーの間で注目を集めている。

今月9日、韓国のあるネットユーザーが、昨年4月に文氏が全羅北道(チョルラブクド)全州(チョンジュ)を訪問した際に履いていた靴の写真をツイッターに投稿した。写真に添えられたつぶやきは「文在寅の靴。2016年4月、全州は熱かった。彼は靴を脱いで小さな演壇に立った。靴は、すべての家の家長のそれと同じように古びていた。彼が普通のお父さんのように、誠実に国民の暮らしに目を配る大統領になってほしい」というものだ。

また文大統領が今月18日、1980年に光州(クァンジュ)で起きた民主化運動での犠牲者を慰霊する「光州5・18国立墓地」で開かれた「第36周年5・18民主化運動記念式」に参加し、慰霊碑に参拝する姿を収めた動画が、YouTubeにアップされた。そこにはひざまずく文大統領の古びて擦り切れた靴底が映っていた。

さらに文氏の靴の写真はインスタグラムにも投稿され、投稿者が「この靴のブランドは、聴覚障害者が作る手作り靴ブランド。言葉が出ない」と明かした。

この投稿の通り、文氏の靴は、2010年1月に聴覚障害者の自立の夢をかなえるために始まった企業「靴を作る風景」で作られたアジオ(AGIO)ブランドのものだった。「靴を作る風景」は景気後退のあおりを受け13年に廃業したが、文氏は今も同ブランドの靴を履き続けていたのだ。

これを見た韓国のネットユーザーらは「大統領の質素な姿が、擦り切れた靴底にそっくりそのままこもっている」「感動的だ」「崔順実(チェ・スンシル)のプラダの靴とは大違い(崔順実が検察に出頭した際に脱げた靴がプラダブランドで大きな注目を集めた)」などの反応があふれた。その後、韓国のSNSとオンラインコミュニティーサイトには「悪魔はプラダを履き、天使はアジオを履く」という言葉が広がっているという。

その他にも、「3億ウォン(約3000万円)の服よりもアジオの靴の方が100倍も1000倍も美しい」「もうヘル朝鮮(地獄のような韓国)という言葉はやめよう。信頼できる大統領を選んだのだから」などアジオの靴と文大統領への惜しみない称賛の声が寄せられた。また、「『靴を作る風景』が廃業したのは非常に残念だ。障害者が自立できる基盤づくりが必要だ」と廃業した「靴を作る風景」を惜しむ声もあった。(翻訳・編集/三田)