テレビは1秒が勝負?

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テレビ番組は、民放においては視聴率がバロメーターとなります。なぜならば、その視聴率の良し悪しによってスポンサーが付くかいなかが分かれるためです。視聴率は分計と呼ばれる、1分単位の数字が出てきます。少しでも面白くないと、チャンネルを変えられてしまうので、テレビの作り手たちは必死で視聴率をあげようとします。

1秒で勝負した

現在、民放で視聴率首位をキープしているのは日本テレビです。しかしながら、90年代まではフジテレビがトップを走っていました。そのトップの座に日本テレビはどういう風に追いついたのか。その様子を現場の声として記したものが、岩崎達也による「日本テレビの『1秒戦略』」(小学館新書)です。著者は、90年代に、広告業界から日本テレビへ入社した人物です。最初に王者フジテレビに挑むべく行った作業は、2周間分のテレビ番組の視聴率を秒単位で方眼紙で書き込むことでした。膨大な作業ですが、これにより、どの部分が弱いのか、あるいはどの部分が強いのかといったことをきっちりと分析していったのです。

圧倒的な努力

こうした細かい分析は、ビジネスのどの分野にも求められることでしょう。欠点をあぶり出すことは、同時に長所を発見することにもつながるのです。ビジネスにも応用可能なメソッドが詰まっている本だといえるでしょう。