客足が途絶えた中国・上海のロッテマート店内(2017年3月13日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】4月に韓国を訪れた中国人観光客の数が前年同月比66%減だったことが、韓国観光公社(KTO)の統計で明らかになった。米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備をめぐり、中国政府が3月15日から韓国への団体旅行を禁止したため、そのあおりを受けたものとみられる。

 KTOによると、先月韓国を訪れた中国人観光客の数は22万7811人と、前年同月の68万2318人から66.6%減少した。中国人以外を含めた観光客全体の数も前年同月比27.2%減の107万人だった。KTOは原因について「韓国への団体旅行を中国政府が禁止し、中国人観光客が激減した」ためとしている。

 中国人観光客の減少は、韓国国内の免税店にも大きな損害を与えている。

 ロッテ(Lotte)グループの広報担当者によると、ロッテ免税店(Lotte Duty Free)での中国人観光客への売上は40%減少しており、普段は売上の70%を中国人観光客が占めている状況もあって、大きな痛手となっているという。ロッテグループは損失の穴埋めに取り組んでいるが今のところ成果は上がっておらず、「すぐに回復は期待できない」という。ロッテグループの累積損失は今年上半期だけで10億ドル(約1100億円)に達するとみられている。
【翻訳編集】AFPBB News