テロ攻撃と疑われる爆発があった英中部マンチェスターのコンサート会場近くを警備する警察官(2017年5月23日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】英中部マンチェスター(Manchester)のコンサート会場で22日に発生した爆発で、これまでに19人が死亡、約50人が負傷した事件は、会場にいた若い音楽ファンのみならず、外で子どもたちの帰りを待っていた親たちにも衝撃とパニックを与えた。

 爆発が起きたイベント会場「マンチェスター・アリーナ(Manchester Arena)」では当時、10代に絶大な人気を誇る米ポップ界のスター、アリアナ・グランデ(Ariana Grande)さんのコンサートが行われており、約2万1000人が詰めかけていた。

 来場していたジェシカさんという少女は英BBCラジオに対し「大きな爆発の音が聞こえて、みんな叫んだり泣いたりしながら私たちの方へ走りだした。みんなが私たちを踏んで外へ出ようとしていた」と語った。

 同じく会場にいた女優のイザベル・ホジンズ(Isabel Hodgins)さんはスカイニュース(Sky News)に「みんなパニックになっていた。通路は人でいっぱいで、何かが焼けている臭いがした。私たちが逃げる間、一面煙だらけだった」と説明した。

 英紙ガーディアン(Guardian)が取材した女性は、17歳の娘を待っていて自分がけがをしたと語り、「首の辺りが熱いと思って周りを見回したら、いたるところに遺体があった」と話した。女性は爆発が起きた時、チケット売り場のそばに立っていたという。

 9歳の娘と一緒にコンサートに来たという別の女性はスカイニュースに「人生でこんな恐ろしい思いをしたことはない。娘はとてもとても、ショックを受けている」と語った。女性は爆発現場について「ひどいありさま」だと表現し、会場には多数の子どもたちがいたと言って泣き崩れた。

 また、娘たちを待っていたところ爆発の破片が脚に当たったゲーリー・ウォーカーさんは、BBCラジオの取材に「爆発のあった所から数メートル離れた」場所にいたと明かし、「何者かがドアを抜けて入って来たら爆発した」と語った。ウォーカーさんの妻も腹部にけがをし、病院で手当てを受けているという。ウォーカーさんの娘は「妹がちゃんといるか、しっかり確かめた。握りしめて、強く引っ張った。ものすごく怖かった」と語った。
【翻訳編集】AFPBB News