23日、韓国・文化日報がこのほど伝えたところによると、韓国の大学祭が、セクハラやアイドル歌手の熱烈なファンなど外部からの「招かざれる客」の被害に遭っている。写真はソウルの梨花女子大。

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2017年5月23日、韓国・文化日報がこのほど伝えたところによると、韓国の大学祭が、セクハラやアイドル歌手の熱烈なファンなど外部からの「招かざれる客」の被害に遭っている。

韓国では今が大学祭のシーズンだが、誰でも自由に出入りできることもあり、「ナンパ」目的で群れを成し訪れる男性客も多いという。実際に、ある私立大学のSNS掲示板に「大学祭のたびに『一度だけ寝よう』という男たちの誘いを断るのもうんざり」という書き込みが掲載された例もあり、「大学祭では外部の人間に気を付けなさい」と後輩女子学生に注意を呼び掛ける女子学生もいるそうだ。

大学祭に招待された歌手のリストを見て押し寄せるファンも同様で、別名「大砲カメラ」とも言われる高性能カメラを持参して良い席を取ろうとすることから、在学生との対立も起こっている。これには在学生からも「なぜ私が払った授業料で、外部の人に芸能人の公演を見せなければならないのか分からない」といった不満の声が上がっている。

この実態を受け、ソウルの有名私立大学・成均館(ソンギュングァン)大社会学科のク・チョンウ教授は、「大学祭は本来、学校構成員を超えて地域住民なども参加できるという点で意味のあるイベントだった。このような意味を生かしていくには、外部の人たちも民主市民として正しい意識を持たなければならない」と話している。

ネットユーザーからは「人としての道徳教育がしっかりしてないやつらが問題」「そもそも女子学生も同じ授業料を払ってるのに、来る芸能人はみんな女性アイドルとかヒップホップの歌手ばかり。不公平」「外部からの客を入場禁止にして」「在学生には学生証を提示してもらって、外部の客には観覧チケットを販売したらいい」と同調する声が上がっている。

しかし一方、「男性客が格好良ければそこまで拒否しないでしょ」「男が不細工ばかりだからムカついたってことだね」と皮肉たっぷりのコメントも。

また、大学祭自体に疑問を呈して「だいたいなぜ芸能人を呼ぶの?授業料を出してくれる両親に悪いと思わない?」「大学祭なんて必要ない。就職もできないのに何が祭りだ!」「なくすべき伝統の一つ。準備もかなり大変」「まずは大学を宴会場にしてしまう祭り文化から変えるべき」などのコメントも相次いでおり、代替策として「若者が一人暮らしのお年寄りの世話をするボランティア活動に変えたら?」という提案も登場した。(翻訳・編集/松村)