今回のビジネス女子マナーは、IT関連会社勤務の山内倫子さん(仮名・35歳)からの相談です。

「この4月に部署に入ってきた新入社員の態度が気に入りません。私は目をかけているつもりで、積極的に話してもあげているのに、目もあわせずに生返事。社内の雰囲気も悪くなるし、関係を改善させたいです。どうしたらいいでしょうか」

さっそく鈴木真理子先生に教えていただきましょう。

☆☆☆

新人に媚びる必要もご機嫌をとる必要もなし

入社したての新人さんは毎日緊張しています。その分、先輩にも礼儀正しいでしょう。
ですが、だんだん仕事を覚え、職場環境に慣れてくると、素が出てきます。5月はそんな時期かもしれません。

仕事を熱心に教えてくれた先輩に対して、無礼な態度に出ることもあるでしょう。それは、「もう自分は教えてもらわなくてもできる」という気持ちが芽生えているからともいえます。手取り足取りで教えてくる先輩に対して、「いつまでも、そんな態度を取られていたら、周囲から自分が仕事ができないと思われてしまうから困る」と思っているのかもしれません。

ある企業では、20代の若手だけで飲み会を企画し、「30代以上は呼ばない」なんていうシークレットルールを決めていたそうです。
新人が先輩を疎外するというのは、よくあること。まずはそう思って、気を楽にしてください。

こちらが心を開いているのに、疎まれる態度を取られるのは辛いですよね。でも、下手に出ないで、普段通りのあなたでいてください。
あなたが会社のため、仕事のため、そして相手のためによかれと思っての行動です。それを相手の態度にビクついて翻していては、ますます相手は図に乗ります。

新人に媚びを売って、ご機嫌を取っている場合ではありません。

くれぐれも感情的になって、パワハラまがいの仕打ちに出ないこと

とはいえ、「誰のお陰で仕事ができるようになったと思ってるの!?」という態度もNGです。「そっちがそういう態度なら、もう何も教えないわよ!」などと、パワハラまがいに仕打ちするのも大人気ありません。

仕事ができて、周りの人から信頼される。それがビジネスで最も必要とされる人です。そういう人になってください。

感情的にならず、ニュートラルに立ち回ること。そうすれば、その新人さんも、大きなミスをしてしまったり、失敗をして壁にぶちあたったりしたとき、あなたを見る目が変わると思いますよ。

そして、もしもこの先、その方が困って頼ってきたら、ぜひ助けてあげてくださいね。度量の広さを見せつけてあげましょう。

 

人間関係がうまくいかないと、会社に行くのもつらくなってしまいます。



■賢人のまとめ
かわいさ余って憎さ100倍、という気持ちになってしまったら、さらに関係がこじれてしまいます。あくまでも会社は仕事の場。仕事がスムーズになるためのコミュニケーションは何か、ということを考えて対応してみてください。

■プロフィール

女子マナーの賢人 鈴木真理子

三井海上(現・三井住友海上)退職後、“伝える”“話す”“書く”能力を磨き、ビジネスコミュニケーションのインストラクターとして独立。セミナー、企業研修などで3万人以上に指導を行う。著書は『ズルいほど幸せな女になる40のワザ』(宝島社)のほか、近著『仕事のミスが激減する「手帳」「メモ」「ノート」術』(明日香出版社)、『絶対にミスをしない人の仕事のワザ』は7万部を超えるヒットとなる。 

(株)ヴィタミンMサイトhttp://www.vitaminm.jp/