「飛ぶ水上タクシー」がパリでの運行に成功すれば、次のステップは、アメリカのサンフランシスコだとメーカーが明かした(SeaBubble)

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 滑るように水面を走行する未来型水上タクシー・シーバブル(Sea Bubbles)は最近、初めてフルスケールの原型船が披露された。今夏パリのセーヌ川で運行予定だという。

パリで近夏に運行予定

 発案者のアラン・テボー(Alain Thebault)さんとアンダーシュ・ブリングデル(Anders Bringdal)さんは、ドロンメーカー大手・パロット(Parrot)社、ヨーロッパとアメリカを中心とするベンチャー企業パーテクベンチャーズ(Partech Bentures)社とフランス政府系ファンドの支援を得て、今夏セーヌ川貼り付けにて事業を展開することになった。

 米新興IT系ニュースサイト「The Verge」によると、シーバブルの本体は繊維ガラスと高密度の発泡体からなり、内側はリンネルでできている。このシャトル水上タクシーは軽量かつ小型だが、ドライバー1人と乗客5人を乗せることが可能だ。

未来型水上タクシー(SeaBubble)

 水中翼船(ハイドロフォイル)の原理と同様に特殊な材料から作られた水中翼で水の抵抗を減らして、高速化を実現させた。船は水面から数インチを浮く物理的現象が現れ、飛んでいるように見える。

渋滞解消 排気ガスゼロ パリ市長も活躍を期待

 車の渋滞や電車の混雑さを解消すること、また、バッテリーが動力源で排気ガスゼロであることを見込んで、アンヌ・イダルゴ(Anne Hidalgo)パリ市長もシーバブルの活躍を期待している。この斬新なタクシーは富裕層だけが乗れるものではなく、ウーバー(Uber)配車アプリによるお手頃な価格の利用もできるのだ。

 発案者のテボーさんは、自分がロサンゼルスからハワイへの航海で、太平洋を通過するとき、アイディアが浮かんだと話した。一方、ウィンドサーファーのブリングデルさんは、人口密集する大都市の交通渋滞が日増しに悪化すると感じたときに川の利用を思いついたと、Seabubblesがパリで成功すれば、次のステップはアメリカのサンフランシスコだと将来図を語った。

(翻訳編集・豊山)