台湾メディアの自由時報によると、日本旅行をした台湾人客がコンビニでトラブルを起こし、取りなしに入った中国人店員に理不尽な罵声を浴びせたとして、台湾のネット民の多くが「自国民」に対して怒りを示した。資料写真。

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台湾人が中国本土人を批判することは珍しくない。多くは「民度」の問題に関連しており、ルール無視やマナー違反が取り上げられる。しかし今回は違った。台湾メディアの自由時報によると、日本旅行をした台湾人客がドラッグストアでトラブルを起こし、取りなしに入った中国人店員に理不尽な罵声を浴びせたとして、台湾のネット民の多くが「自国民」に怒りを示している。

記事によると、日本を観光旅行した台湾人女性が、神戸市内のドラッグストアでカードでの支払いができなかったことに激怒。言葉の問題もあったため、中国人店員が中国語で取りなそうとした。しかし、台湾人女性は「役立たずの話はよして」と受け付けず。中国人店員は改めて「私どもはお客様を神様と思ってサービスしております」と説明したが、女性はたけり狂って「くだらない。もっとましなことを言いな。つまらないことを言い続けているんじゃない」などと口汚く言い放ったという。

女性は「自分のカードには問題はない」と言い張り続け、さらに中国人店員に対して接客態度がなっていないなどと毒づいた。中国人店員もそこまで言われて我慢できなくなり、「お買いにならなくてもよいのですよ」と発言。すると台湾人女性はさらに怒り、「あっちへ行け」などと怒鳴った。記事によると、支払いができなかった原因はカードの残金不足だったと分かった。

台湾のインターネット上では、台湾人女性への批判の声が相次いだ。「皆さん、本当の問題はカードじゃありませんよ。彼女の脳に問題があったのです」、「国外に行っても面汚し」、「台湾人が日本でクレーマーになっちゃったよ」などの声が寄せられたという。

台湾では日本に好意を持つ人が多く、日本旅行も人気だ。2016年に日本旅行をした人は延べ416万7500人で、2054万人の人口を考えれば5.6人に1人が日本を訪れた計算になる。それだけ多くの人が日本を旅行していれば、誤解や本人の不見識が原因でトラブルが発生してもやむをえないだろう。

今回の事態の特徴は、日本在住の中国人も関係していたことだ。中国人に対する「辛口意見」の多い台湾で多くの人が「自国民」に問題ありと判断したことは、台湾社会の「度量」を示したと言えるかもしれない。(翻訳・編集/入越)