福岡市博多区のJR博多駅近くで昨年(2016年)7月、7億6000万円相当の金塊が盗まれた事件で、福岡県警はきのう22日(2017年5月)、窃盗容疑で名古屋市の男4人と盗品売買容疑で東京の会社役員ら2人の計6人を逮捕した。

司会の夏目三久「警察官を装った犯行から平成の3億円事件と呼ばれています」

実行役の男たちは、警察官に似た服を着て、金塊をアタッシェケース数個に分けて運搬中だった男性らに「警察だ。密輸品だろう。署で調べる」と声をかけ、ケースごと奪って逃げた疑いがもたれている。

山口県内で見つかった服からDNA鑑定などで容疑者が浮上した。4億円分はすでに換金されており、県警は全部で10人近くが犯行に関わったとして、さらに数人を指名手配し、全容解明を進めている。

元警視庁刑事の吉川祐二さんは「運搬や処分などを分担しているので、大きな組織だろう」と話す。

福岡で続く金塊運搬

福岡では今年4月にも金塊の代金3億8000万円が盗まれる事件があった。貴金属店の専務は「福岡はアジアとつながる窓口で、メガバンクの支店もそろっている。業者が金塊の番号をいつも100%控えるとも限らない」と事情を話す。街角の金塊運びと大胆な犯行がまた起きないとは言い切れない状態だ。