AppleがiPhone 10周年となる2017年に発表・発売するとみられている「iPhone 8(仮称)」の価格は870ドル(約9万7000円)からとなり、最上位モデルと予想される256GBモデルの価格は1070ドル(約11万9000円)になるという予想が発表されています。

Analyst: iPhone 8 to start at $870, max out at $1,070 for 256GB model | 9to5Mac

https://9to5mac.com/2017/05/22/analyst-iphone-8-pricing-expectations/

この予想はUBSのアナリストであるSteven Milunovich氏が公表したもの。Milunovich氏は過去に「iPhone 8は1000ドルを切る価格からスタートする」との見方を示しており、今回の発表もこれに沿ったものとなっています。

Milunovich氏が「1000ドル切り」の根拠としているのが、1000ドルを境にユーザーの購入意欲が大きく分かれるという「1000ドルの壁」であるとのこと。1070ドルのモデルは256GBであるとしていますが、870ドルのモデルの容量については現時点では不明としています。

iPhone 8の価格に関しては複数の予想が飛び交っており、ゴールドマンサックスのSimona Jankowski氏は128GBモデルが999ドル、256GBモデルが1099ドル(約11万円と約12万円)という予想を発表しています。Milunovich氏の予想との大きな違いは最安価モデルの価格の違いとなりますが、例年のiPhoneの値段付けが100ドル刻みで設定されていることを考えると、870ドルモデルの容量は64GBになると見るのが妥当なラインといえそう。

Milunovich氏は、iPhoneシリーズの販売におけるiPhone 8が占める割合は45%になると予想しています。また、iPhone全体の平均単価は730ドル(約8万1000円)に上昇するとみられることから、Appleの株価が165ドルから170ドルに値上がりするとして「買い」のタイミングであると公表しています。