お笑い芸人の大西ライオンもゲストで登場するなど、アンコール含め全25曲、約3時間というボリュームで届けたベイビーレイズJAPAN

 デビュー5年目を迎えた5人組アイドルユニットのベイビーレイズJAPAN(通称ベビレ)が4月9日、東京・日比谷野外大音楽堂で今年初の単独公演『野外ワンマン3連戦“晴れも!雨も!大好き!!”日比谷でクレイジーピクニック』を開催した。この公演を皮切りに、野外で3公演をおこなう。野音でのライブは2014年7月の『ベイビーレイズ伝説の雷舞!-頑虎一徹-』以来約3年ぶり。この日は5月24日リリースのニューシングル「バキバキ」とそのカップリング曲「よきよき」を初披露。お笑い芸人の大西ライオンもゲストで登場するなど、アンコール含め全25曲、約3時間というボリュームで届けられた。また、6月24日に野外ライブ第2戦を、稲毛海浜公園野外音楽堂(千葉市美浜区)で開催することも発表された。

だいぶ良き準備期間でした

ライブのもよう

 4月にしては冷たい空気が残る野音。午前中までは強めに降っていた雨も、開場までには止み、天候も回復の兆しを見せていた。続々と野音に集まるオーディエンス。定刻を少々過ぎたところで、バンドメンバーが登場し、生演奏によるオープニングSE。ステージ中央の白い風船がどんどん大きく膨らんでいき、割れたその中から林愛夏が現れた。

 笑顔の林が「メンバーカモン!」と煽ると、「チャリンコアイドル」の演奏をバックに、客席後方からメンバーがステージに。サプライズな登場にオーディエンスは大歓声。驚きと歓喜に満ちての幕開けとなった。ピクニックを意識し、エプロンをモチーフにした、ひまわりのような黄色の衣装が、ステージに鮮やかに映える。

 続いては、「Pretty Little Baby」「Baby Kiss」とポップチューンで、会場のテンションはアゲアゲ。「Baby Kiss」では傳谷英里香の「はい、お弁当。あっ勘違いしちゃった? 調子に乗んないでよ!」とツンデレ萌えゼリフに会場が沸いた。MCではオープニングで、後ろから入場した時に、誰にも気付かれなかった為、肩を叩いて存在をアピールし、ドッキリが大成功だったとメンバーご満悦の様子を見せた。

 改めて林は「皆さんクレイジーピクニック出来る準備はできていますか? 野音、一緒に走っていきましょう!」と投げかけ「走れ、走れ」「栄光サンライズ」とアッパーチューンで畳み掛け、野外の開放感もありながら、序盤からアクセル全開で飛ばしていく。そして、2ビートの高速ナンバー「JUMP」でひとしきり盛り上がり、ベビレのパワフルなパフォーマンスを堪能できたセクションであった。

 MCでは大矢梨華子が「今日のこのステージのことや、前回ここに立った時のことを思い浮かべたり、どういう風に見せようかなと考えたりしたリハで、だいぶ良き準備期間でした」と充実した準備が出来たと報告。林はコマネチが出来るようになったと、野音の舞台でまさかのコマネチを、会場中の期待が高まるなか、「おいコラ〜!」と全力で披露。メンバーから「惜しい!」と微妙に違うとツッコミも。林は「えっ違うの?」とびっくりした様子。

 愉快なMCで和んだ後は、5月24日リリースのニューシングル、「バキバキ」のカップリングに収録される「よきよき」を披露。クールなロックナンバーに乗って、お笑い芸人エド・はるみばりの“グーポーズ"が、楽曲の激しさと裏腹にキュートさを演出。会場全体で“よきよき”と盛り上がった。

大西ライオンがサプライズ登場

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 「ゲート・オブ・ザ・タイガー」では、オーディエンスをチケットに記載された動物名によって、ブタ(大矢梨華子)、パンダ(傳谷英里香)、ライオン(林愛夏)、サル(高見奈央)、ネコ(渡邊璃生)でグループに分け、一番声が大きかったグループにご褒美が与えられるというコーナーを展開。会場全体で「ブーブーブー!」、「パン パン ダー!」とコール。林はライオンということで、『ライオンキング』のセリフ「心配ないさ〜」でコール。会場をライオンキング色に染め上げた。

 代表曲「暦の上ではディセンバー」を熱演した後、体操のお姉さんに扮した大矢と、新しい体操のお姉さんとして登場した、傳谷をメインにした「ベビレ劇場」と題した寸劇も披露。おなじみのコントに会場も笑いに包まれた。高見奈央扮するプロデューサーも、肩からかけたニットと、大きめのサングラスがいい味を醸し出していた。

 バンドメンバーによるアグレッシブなインストナンバーから、和柄の新衣装にチェンジし、「ニッポンChu!Chu!Chu!」を披露。艶やかでスタオリッシュな衣装と、日の丸が入った扇子で華麗にパフォーマンス。「早着替えは戦場だった。メンバーの姿が見えないぐらい(笑)」とインストの最中、舞台裏の様子を明かしてくれた。

 ここで、再びグループ分けした動物を使ってのコール合戦へ。一番声が大きかったグループにはベビレからのご褒美がもらえるというもの。「ウッキッキー」「ニャーニャー」と盛り上がり、林によるライオンの「心配ないさ〜」コールの時にスペシャルゲスト。お笑い芸人の大西ライオンがステージに乱入。「心配ないさ〜」とハイトーンボイスが高らかに響き渡った。そのパフォーマンスも相まって優勝はライオン組に決定。ご褒美はメンバーからの「おめでとう」コールで祝福を受けた。ラストは会場一丸となった「心配ないさ〜」で締めた。

 「ひとめぼれ初恋もよう」を皮切りに、聴かせるナンバーのセクションに突入。パラソルを手に歌い上げた「少しだけ」、V字のフォーメンションで聴かせた「デイズ」、オレンジの照明に語りかけるように歌い上げた「ベイビーステップ」と、野音の夜空に情感を込めた5人の歌声が溶け込んでいくようだった。オーディエンスの視線を釘付けにした。

新曲「バキバキ」を初披露

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 林の「今まで全力で走り続けられたのは、みなさんのおかげです。これからもてっぺん目指して走り続けたい」と意気込みを語り、5月24日にリリースされる新曲「バキバキ」を初披露。彼女たちが掲げる“IDOROCK全開"のナンバー。ヘビーかつスピーディーなグルーヴで、エネルギーを放出していく。大きく腕を振り回す振り付けと、真っ赤な照明がインパクトを与えた。

 後半ラストスパートに突入し、「ベイビーアンビシャス!」「ベイビーレイズ」でボルテージは最高潮に高まった。さらに、そのリミットを外すかのように林が「ついてこれる!? 行くぞ!!」と煽り、「シンデレラじゃいられない」「Ride on IDOROCK」と間髪いれずに畳み掛け、渦巻くテンションはうなぎ登り。

 林が「みんなが最高すぎて…みんなが大好きです。このあふれる想いを歌に込めて、あなたに贈りたいと思います」と告げ、本編ラストはデビュー曲「夜明けBrand New Days」を感謝のエモーション全開で届けた。積み重ねてきたものを放出していくように、5人によるキラキラとしたオーラが野音全体を包み込んでいくようだった。

 オーディエンスの一丸となった、鳴り止まない熱いアンコールに応え、ステージ中央からメンバーが登場すると、ファンキーなロックチューンの「TIGER SOUL」をグルーヴィーで軽快なステップとともに披露。そして、渡邊が「虎ガー(ファンの呼称)さんの顔が見えた時キュンとなった」とオープニング時の感想を述べ、林が「めちゃくちゃ騒ぎましょう!最後です!!」とベビレ魂をぶつけるように「虎虎タイガー!!」を放った。全身全霊のステージパフォーマンスを野音にぶつける。<戦う アイドル我ら タイガー♪>の言葉に偽りなし。ラストは今日一番の大ジャンプを会場全体で見せ、白熱のステージの幕は閉じた。

(取材=村上順一)

渡邊璃生 高見奈央 林愛夏 傳谷英里香 大矢梨華子
ライブのもよう ライブのもよう ライブのもよう ベイビーレイズJAPAN

セットリスト

『野外ワンマン3連戦"晴れも!雨も!大好き!!"日比谷でクレイジーピクニック』
4月9日 東京・日比谷野外大音楽堂

01.チャリンコアイドル
02.Pretty Little Baby
03.Baby Kiss
04.走れ、走れ
05.栄光サンライズ
06.Again and again
07. JUMP
08.よきよき
09.ゲート・オブ・ザ・タイガー
10.暦の上ではディセンバー
11.世界はチャチャチャ!
12.ワハハ
13.ニッポンChu!Chu!Chu!
14.ひとめぼれ初恋もよう
15.少しだけ
16.デイズ
17.ベイビーステップ
18.バキバキ
19.ベイビーアンビシャス!
20.ベイビーレイズ
21.シンデレラじゃいられない
22.Ride on IDOROCK
23.夜明けBrand New Days

ENCORE

EN1.TIGER SOUL
EN2.虎虎タイガー!!