SMAP解散で未だ揺れるジャニーズ内でタッキー&翼の存在感が急浮上
ジャニーズ事務所所属のタッキー&翼の今井翼(35)が、5月19日放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)に登場し、事務所社長・ジャニー喜多川氏(85)の素顔を語った。
「番組では、そもそもジャニーズのオーディションに乗り気ではなかった今井が、オーディションの際にジャニーさんに『YOUダンスいいね!』と”いいね!”されて見出され、それによってやる気がでるようになったことを語りました。ジャニーさんのお気に入りと言われているタッキー&翼ですが、チームとしてはいまいちパッとしない。でもSMAP解散やスキャンダルに揺れるジャニーズタレントの中で、近ごろ存在感が急上昇しています」(ジャニーズに詳しいライター)
今井は6月3日(土)からスタートのドラマ『屋根裏の恋人』(フジテレビ系)のメインキャストとして、民放ドラマには14年ぶりに登場。一方のタッキーこと滝沢秀明(35)は、ジャニーズJr.のリーダーを経て、現在は若手育成をとりまとめるリーダー的存在になりつつある。コンサートなどではジャニーズJr.を束ねるなど後輩からの信頼も厚く、過去には若手50人を引き連れ、ジャニーさんの誕生日会を主催したと報道されたこともある。
「タッキーは独自のリーダー論があるんですよ。『後輩の失敗を直接叱らない。その彼を面倒見ている先輩を怒る』ということです。そうすると『自分のせいで先輩が怒られている』と後輩は奮起して、やる気を出すと語っています。独自のリーダー論ですが、ビジネスにも通じるところが多い。タッキーは大組織の管理職タイプなのです。後輩から慕われているほか、事務所への忠誠心を感じさせる発言をしたり、女性スキャンダルも意外と少ない。事務所内でも中立派であることから、将来は幹部候補との声もあります」(ジャニーズに詳しいライター)
露出が増える今井に、事務所内での存在感を強くしているタッキー。グループとしてはうまくいかなくても、気づいたらジャニーズタレントの中でいいポジションに収まっているのは、彼らなのかもしれない。
文・安藤美琴(あんどう・みこと)※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』(セブン&アイ出版)、『パチンコ攻略の帝王』などに寄稿。現在は女性向け読み物系の記者・編集者として活躍中。