英紙フィナンシャル・タイムズは18日、「中国の極端な入試制度が教育への激しい議論を引き起こした」と題する記事を掲載した。資料写真。

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英紙フィナンシャル・タイムズは18日、「中国の極端な入試制度が教育への激しい議論を引き起こした」と題する記事を掲載した。最近、上海の一部の私立学校が、入学出願数が多すぎることを理由に、受験生に面接試験を実施するだけにとどまらず、受験生の両親、さらには祖父母の学歴と職業も入学の審査対象に入れた。この方法は中国で大きな議論を呼んでいる。

優れた私立学校が人気を博している背景には、「少しでも早く、子どもが優位に立つための環境を与えたい」という両親の考え方が影響している。しかし、出願者の激増と学校数の減少で生徒数がオーバーし、学校は優秀な生徒を入学させるために、極端な入学選抜を行うことになった。

先日、子どもが上海の小学校の面接を受けた際に、父母までIQテストを要求されたケースがあった。それだけでなく、その学校では子どもの両親と祖父母の学歴と職業をアンケート用紙に記入させた。ある保護者はSNSに「仙人のような両親に仙人のような祖父母がいて、やっと入学できるようだ」と不満をつづっている。

この問題について、北京大学中国教育財政科学研究所の王蓉所長は「社会の収入格差が広がるにつれ、より多くの中流、上流階層の親は子どもを公立学校ではなく、優れた私立学校に行かせる」と指摘する。一方、教育機関側も日々高まっている私立学校へのニーズから利益を得ようとしており、ある著名大学の公立付属学校がさまざまな私立分校を設置して学校名の使用権を第3者の教育機関に与える例もある。上海の私立学校の学費は毎学期1万元(約16万円)から9.5万元(約153万円)。今年、上海市教育委員会は入学試験に関して、私立学校の試験は1回の面接を行い、筆記試験を行ってはいけないと定めた。だが、トップ校の競争は相変わらず激しい。(提供/環球網・編集/インナ)