フィリピン・マニラで開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議の終了時、記者会見に臨むロドリゴ・ドゥテルテ大統領(2017年4月29日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】南シナ海(South China Sea)の領有権をめぐる問題で、22日に開かれた記者会見で中国外務省の報道官が、同政府の首脳陣から戦争になると警告されたとするフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領の発言について、コメントを避ける一幕があった。

 ドゥテルテ氏は先週、中国の北京(Beijing)で習近平(Xi Jinping)国家主席や李克強(Li Keqiang)首相との会談。その際、ドゥテルテ氏自身が「そこ(南シナ海)はわが国のもので、われわれはそこで石油採掘を行うつもりだ」と表明したところ、習国家主席と李首相に「私たちは友人だ…しかし、あなたが対決を迫るというのなら、われわれは戦争に突入するだろう」と述べたと明かしていた。

 その一方、中国外務省の華春瑩(Hua Chunying)報道官は22日に会見を行い、ドゥテルテ氏の発言に直接触れることは避けつつ、「友好的な話し合いを通じ、平和的に問題を解決できるようフィリピンと協力して取り組む」と述べた。

 また華報道官は報道陣に対し、「二国間関係が安定して着実に前進し、また地域の平和と安定に貢献できるようにする」ため、中国が「他分野において協力を深める」ことを模索していると語った。
【翻訳編集】AFPBB News