人々の善意により末期がんの男性と恋人がホスピスで挙式(出典:http://www.manchestereveningnews.co.uk)

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挙式をするとなれば式場予約やドレスの準備などあれこれ計画を立てるというのが一般的だが、このほど24時間以内の準備でカップルが式に挑んだ。末期がんで余命いくばくもない男性と、夢だった結婚式を挙げた女性のニュースが『Manchester Evening News』など複数メディアが伝えている。

5月20日の午後、英グレーター・マンチェスターのロッチデールにあるスプリングヒル・ホスピスで、レイモンド・カーショウさん(63歳)とトレイシー・ブルックスさん(45歳)は結婚式を挙げた。

レイモンドさんとトレイシーさんは来年、大西洋に浮かぶスペイン領のテネリフェ島での挙式を予定していた。ところが今年3月、レイモンドさんが十二指腸がんで余命わずかと宣告されたために、2人は式の予定変更を余儀なくされた。

その結婚式は6月2日に挙げることになっていた。しかしレイモンドさんの容態が悪化し、急きょ慈善団体「Gift of Wedding」のスタッフがFacebookでレイモンドさんとトレイシーさんの結婚式を実現するために力になってくれる人や寄付を募った。24時間以内の準備というまさに“緊急事態”であったが、親切な人々や企業らの善意が集まり、結婚式用の車や花、ホスピス内の飾りつけ、ケーキなどを寄付によって賄うことができた。

家族や友人、看護師らに見守られながらホスピスの一室で行われた結婚式では、ベッドに横たわるレイモンドさんのそばにトレイシーさんがウェディングドレス姿で寄り添い、誓いの言葉を述べ指輪を交換した。

感動的な2人の挙式にブライズメイドとして参加したトレイシーさんの姪のメリッサ・キングさんは、このように語っている。

「レイモンドさんのがんが末期とわかっていたので、2人はなんとしてでも結婚式をあげたいと願っていました。『Gift of Wedding』のスタッフは徹夜で準備して、式を実現させてくれました。スタッフたちが2人のためにしてくれたことは素晴らしく、また本当に多くの人がこんなに短時間で寄付をしてくれたことが信じられません。きっと2人の気持ちは言葉にならないほどだと思いますが、協力してくれたみなさんにとても感謝していました。」

「Gift of Wedding」のスタッフもFacebookに「ロッチデールのみなさんは最高です! 急な結婚式を助けてくれて本当にありがとう!」と投稿しており、ユーザーからはレイモンドさんとトレイシーさんへの祝福の声が多数寄せられている。

出典:http://www.manchestereveningnews.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)