「時代おくれ」を熱唱する吉田

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 無類の酒好きとして知られる“酒場詩人”吉田類の映画デビュー作『吉田類の「今宵、ほろ酔い酒場で」』の完成披露飲み会イベントが22日、都内で行われ、吉田と伊藤淳史、松本妃代ら出演者と長尾直樹監督が出席した。

 3軒の居酒屋を舞台に、さまざまな事情を抱えた人々の人生を描く本作。壇上には映画の世界観を意識した大衆酒場セットが用意され、吉田は客席からビールを片手に登場。ファンを相手に乾杯行脚しながらステージへ上がると、「無酔で来ています。映画館にビールを持って入るのは初めて」とご機嫌。登壇者全員で乾杯をした後も “ほろ酔い”エピソードなどを語る酒談義が行われ、トーク中終始饒舌な吉田。

 「酔っても基本的には変わらないんですけど、そのうち舌が回らなくなってしまうんです。(今日は)舌は回っていますか? 聞き取りにくいですか?」とニヤニヤ。撮影中も長尾監督らと「場面(シーン)ごとに打ち上げをしていろんな居酒屋に行きましたよ」といい、「今回は(映画デビューとあって)ダイエットに挑戦していたんですけど、間に合わなかった。それ以上に食べて飲むことが多くて」と反省の弁も。

 「一緒に乾杯をしたら親戚のようなもの。僕には全国に親戚がいます」と話すなど酒持論も展開。「お酒を飲むことがとにかく楽しいことだと知って欲しい。僕もハッピーになりたくてお酒を飲んでいるんです」としみじみ。松本はそんな吉田について「撮影で一緒に飲ませてもらったんですけど、居酒屋でどんどん一般の人に話しかけたりして、すぐに打ち解けてしまう。その場を楽しくしてくれる方」と紹介。

 終盤には故・河島英五の飲んべえの応援歌をカバーした主題歌「時代おくれ」の生歌を初披露する一幕もあったが、「絶対歌う前は飲まないでくださいと言われているんですけど、この曲はほろ酔いでもいいんじゃないかなって」と前置きし大熱唱。「自分もこういう(歌詞にあるような)人生を歩んでいるんで途中で泣くんじゃないかなって。こう見えて情にもろくて、こういう風に集まっていただけるのを見るだけでも、魂が泣いていたりするんです」と嬉しそうに話していた。(取材・文:名鹿祥史)

『吉田類の「今宵、ほろ酔い酒場で」』は6月10日より角川シネマ新宿ほかで公開