米首都ワシントンで行われた式典に出席したマイク・ペンス副大統領(2017年5月9日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米インディアナ(Indiana)州のカトリック系名門大学で21日、大学の卒業式に来賓として訪れたマイク・ペンス(Mike Pence)副大統領のスピーチが始まった直後、トランプ政権の政策に抗議の意思を示すとして学生数十人が席を立って会場を後にした。

 インターネットに投稿された同州ノートルダム大学(University of Notre Dame)の映像には、角帽とガウンを着用した一部の卒業生が、ペンス副大統領のスピーチが始まると静かに立ち上がり退出する様子が映っている。他の学生からは声援やブーイングが発せられた。

 インディアナ州サウスベンド(South Bend)市にあるノートルダム大学は、米国で有数のカトリック系名門大学の一つ。

 名誉学位を授与されたペンス氏はスピーチで米国の大学のポリティカル・コレクトネス(差別を含まない中立的な発言や行動)を批判し、「米国中でヘイトスピーチ規制や(差別的言動を禁止する)セーフゾーン、口調批判、大学側が課すポリティカル・コレクトネスを特徴とする大学が非常に多くなってしまった。それらすべては言論の自由の抑圧に他ならない」「このようなありふれた慣行は、学びや知識の追求にとって破壊的であり、米国の伝統の完全に範疇外にあるものだ」と語った。

 宗教的・社会的保守派のペンス副大統領は、インディアナ州の生まれで前知事を務めた。また同州選出の連邦下院議員も12年務めた。

 昨年11月にドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が大統領に選出されて以降、大学での言論の自由をめぐる論争が広がっており、あつれきを招く保守系人物の来訪に学生らが反対する中、一部の大学では行事がキャンセルされる事態も起きている。
【翻訳編集】AFPBB News