台湾本島と一部離島、口蹄疫の「ワクチン接種清浄地域」に復帰  8年ぶり

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(パリ 22日 中央社)行政院(内閣)農業委員会動植物防疫検疫局の施泰華副局長は現地時間21日、台湾本島と離島・澎湖、馬祖が国際獣疫事務局(OIE)によって、ワクチン接種下で家畜伝染病の口蹄疫が発生していない「ワクチン接種清浄地域」に認定されたと明らかにした。台湾がワクチン接種清浄地域に復帰するのは2009年2月の口蹄疫発生以来、約8年ぶり。

中華民国のOIE常任代表を兼任する施氏ら代表団はこの日、パリで行われた第85回OIE総会開幕式に出席。施氏は取材に応じ、ワクチン接種清浄地域への認定は台湾の防疫に対する取り組みが実を結んだ結果だと述べた。来年からはワクチン接種を停止し、2018年に「ワクチン非接種清浄地域」への申請を目指す方針も示した。認定証は25日に授与される予定だという。

ワクチン接種清浄国または地域に復帰するには、2年間口蹄疫が発生していないことなどが条件となる。台湾は2003年5月にワクチン接種清浄地域に認められ、ワクチン非接種清浄地域への昇格を目指していたものの、2009年2月上旬に中部・雲林県と彰化県の2県で口蹄疫が発生。その後、再び防疫の取り組みを進めていた。台湾本島では2013年5月27日以降、口蹄疫は発生していないが、離島・金門では2015年5月、発症が確認された。農業委員会は2015年10月、台湾本島と澎湖、馬祖をワクチン接種清浄地域としてOIEに認定申請したものの、金門産の食肉が台湾本島で流通していることなどを理由に認められなかった。

検疫局は引き続きOIEに対して説明を行うなどした結果、台湾の認定申請の審査に関してOIEの同意を獲得。2016年7月に調査票がOIEから送付された。台湾は同年8月に調査票を返信、その後も4度にわたり補足資料を提供し、今回の認定に至った。

また施氏は、農業委員会家畜衛生試験所に所属する張家宜氏が豚コレラ研究の専門家に承認されたことも明らかにした。承認を受けているのは世界6カ国・地域の専門家のみだという。

(曽依セン/編集:名切千絵)