自動車を人の体に喩えた時、エンジンは心臓に喩えられることがある。心臓が人体の最重要器官の1つであるのと同じように、自動車にとってのエンジンも大変重要な部品の1つだ。中国は世界最大の自動車市場となったが、中国人としては中国車の心臓とも言えるエンジンの多くが純国産ではないことが不満の1つのようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 自動車を人の体に喩えた時、エンジンは心臓に喩えられることがある。心臓が人体の最重要器官の1つであるのと同じように、自動車にとってのエンジンも大変重要な部品の1つだ。中国は世界最大の自動車市場となったが、中国人としては中国車の心臓とも言えるエンジンの多くが純国産ではないことが不満の1つのようだ。

 中国メディアの今日頭条は18日、「なぜ中国は優れたエンジンを製造できないのか」という見出しのもと、中国製エンジンと海外メーカー製のエンジンの差がどこにあるのかを考察する記事を掲載した。記事はまず、エンジンの構造自体は本来単純なものだとしつつ、「技術の進んだ現在は、とても複雑で精密な機械になった」と紹介。

 続けて記事は、中国の技術のどのような分野が他国のメーカーに遅れているのか具体的な例を挙げている。まず、「金属鋳造」を挙げ、エンジンの部品の多くは鋳造によって生産されているが、鋳造技術の良し悪しで「エンジンの耐久性に影響が出てくる」と説明した。

 次に記事は、「金属加工」を紹介し、同じ部品でも「その加工方法によって部品の耐久度が変わってくる」と指摘。高速で動くエンジンには精密な部品が必要だが、現在の中国で使用されている工作機械は外国メーカーの製品であり、「加工に携わる技術者も不足している」し、「多くの若者が金属加工の仕事に魅力を感じなくなってきている」ことも自動車産業の競争力が高まらない理由の1つと紹介した。

 ほかにも、「組み立て技術が未熟」、「サプライヤーの技術不足」などを指摘し、こうした要因が積み上がって、中国製エンジンと海外メーカー製のエンジンの差が生じているのだと論じた。

 中国車のなかには日本企業のエンジンが搭載されている車種がある。中国人が国産車だと思って購入した車のボンネットを開けたら日本企業製のエンジンが搭載されていたとすればびっくりすることだろう。しかし、中国の技術も徐々に向上してきているのも事実で、この記事のように不足している点を認識することは成長に欠かせないことであり、いずれは中国企業が優れたエンジンを開発するような時も来るかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)