「月と雷」ポスタービジュアル (C)2012 角田光代/中央公論新社
(C)2017「月と雷」製作委員会

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 初音映莉子と高良健吾の主演で直木賞作家・角田光代氏の小説を実写映画化する「月と雷」のポスタービジュアルが、完成した。上半身裸の高良が、初音を後ろから抱きしめる様子を切り取っている。

 「海を感じる時」の安藤尋監督が、「八日目の蝉」「紙の月」などで知られる角田氏の同名小説を実写映画化。幼少期に母が家出し、普通の家庭を知らぬまま大人になった泰子の前に、亡き父の愛人の息子・智が現れ、穏やかな生活が変わっていくさまを描く。「ノルウェイの森」「終戦のエンペラー」で好演を見せた初音が泰子、「きみはいい子」(2015)以来の主演となる高良が智に扮し、草刈民代が智の母親・直子を演じている。

 ポスタービジュアルは、体を寄せ合う智(高良)と泰子(初音)の対照的な様子をとらえている。智は泰子を抱きしめ、手を握り、目を閉じて穏やかな表情を浮かべているが、腕の中の泰子は無表情。その横に刻まれた「置き去りにされた時間が私の中で動き出す」というキャッチコピーが、“大きな喜びこそないが小さな不幸もない日常”を奪われた泰子の戸惑いを伝えている。

 「月と雷」は10月7日から東京・テアトル新宿ほか全国で順次公開。