経済のグローバル化が進むなかで、大きな経済発展を遂げた中国にとっては日本経済の先行きを見極めることも重要なこととなっている。日本経済は失速傾向にあるとの指摘もあるなかで、中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本経済は本当に崩壊したと言えるのだろうか」と疑問を投げかけつつ、「中国人は日本の本当の実力を知るべきだ」とする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 経済のグローバル化が進むなかで、大きな経済発展を遂げた中国にとっては日本経済の先行きを見極めることも重要なこととなっている。日本経済は失速傾向にあるとの指摘もあるなかで、中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本経済は本当に崩壊したと言えるのだろうか」と疑問を投げかけつつ、「中国人は日本の本当の実力を知るべきだ」とする記事を掲載した。

 記事は、中国では十数年も前から「日本経済は衰退している」という指摘が聞かれるようになったと伝える一方、東京などの大都市を見てみると依然として活気があり、衰退しているようには見えないと指摘し、日本という国を見てみると「世界の人びとが思っているほど悲惨な状況ではない」と論じた。

 続けて、「衰退している」と言われながらも、まったく悲惨な状況ではないと主張する根拠として、いくつかの事例を列挙している。たとえば、医療水準については世界保健基幹(WHO)の「World Health Report」で過去に健康達成度で世界1位に選ばれたこともあると紹介。

 医療サービスを受ける難易度や医療費負担の公平性などを評価した「World Health Report」で、日本は「質の高い医療サービス」、「医療費負担の公平性」などが高く評価されたと伝える一方、中国は64位にとどまったのが現実であり、医療サービスでは日本の方が中国に優っていると論じた。

 また、日本の科学技術の高さの基礎となっている教育の分野でも日本の水準は高いとし、「ほぼすべての国民が高い質の教育を受けているということが日本経済や社会の発展における貴重な基礎になっている」と評価した。ほかにも、日本が25年連続で世界最大の債権国となっていることなどを取り上げ、「これが本当に崩壊中の国だと言えるのだろうか」と疑問を投げかけた。

 近年多くの中国人が日本に留学し、医療ツーリズムで日本を訪れていることを考えても、中国人の多くが「中国より日本の方が質の高い医療や教育を受けることができる」と認識しているのだろう。また、日本を訪れた中国人旅行客の間でも「日本は想像していた以上に発展していた」という声が聞かれる。「失われた20年」という言葉が中国では少々誇張されて伝わっているのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)