ある日突然パソコンが壊れたら? 人ごとではないリスクを無事に乗り切るには

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パソコンに、ちょっとしたトラブルはつきものだ。ネットに接続できなくなったり、入力ソフトが勝手に切り替わったり、急に音が出なくなったり……。
そして、小さいトラブルだけでなく、大きなトラブルが起こる可能性も、もちろんある。

それは理解していても、どこか人ごとのように思っていないだろうか。
ある日、突然、パソコンが壊れて使えなくなる事態は、誰もが起こり得るのだ。

●パソコンの主なトラブルと対処法
ハードディスクの破損など、パソコン本体の物理的な故障から、ソフトウェアのトラブルまで、トラブルの内容は多岐に渡る。何らかの原因で、設定がちょっと変わってしまったなど、“故障”とは呼べないレベルのものもある。主なトラブルと原因、対処法を少しだけ見てみよう。

・日本語が入力できなくなった
アルファベットしか入力できなくなったら、日本語入力ソフトのオン/オフが切り替わってしまった可能性がある。キーボードの[半角/全角]キーを押して入力してみよう。または、タスクバーの言語アイコンが、「あ」と表示されているかを確認する。「A」と表示されている場合は、英語入力の状態だ。クリックすることで切り替えられる。

・インターネットに繋がらなくなった
様々な要因が考えられるので、1つずつ対応していく。
モデムやルーターに問題がある場合は、一度電源をオフにし、再起動してみよう。なお、有線LANの場合、LANケーブルが抜けていないかも確認してみよう。一度外して、差し込み直してみる。
新たにセキュリティソフトを入れた場合に繋がらなくなることもある。セキュリティソフトのマニュアルなどを確認しよう。
また、利用しているインターネットプロバイダに不具合が起こり、繋がらなくなることもあり得る。スマホなどで、不具合が起こっていないかをチェックするのも有効だ。

・音が出なくなった
コンピュータは完璧ではない。何も設定を触っていないのに、急に音が出なくなる……ということもあるのだ。まずは、タスクバーのスピーカーアイコンをクリックして、音量が「ミュート」(消音)になっていないかを確認しよう。また、スピーカーアイコンを右クリックして「音量ミキサーを開く」を選択し、利用しているデバイスやアプリの音量がミュートになっていないかも確認する。

・アプリがフリーズした
アプリが何の操作も受け付けず、「応答なし」の状態になってしまったら、[Ctrl]+[Alt]+[Delete]キーを同時に押し、「タスクマネージャー」を選択する。現在起動しているアプリが表示されるので、終了させたいアプリを選択して「タスクの終了」をクリックすると終了できる。
なお、処理が追いつかずに一時的に「応答なし」と表示される場合もあるので、しばらく待ってから「タスクの終了」操作をしよう。せっかちは禁物だ。
パソコンそのものを強制終了したいときは、電源ボタンを長押ししよう。再度電源をオンにするときは、数秒以上、間をあけてからオンにするようにしよう。

●深刻な故障にはどう対処すべき?
ある程度深刻なトラブルでも、セーフモードで起動して対応したり、リカバリーディスクを利用して復旧させたりと、対処できるものもある。しかし、そもそも起動しないなど、自分では対応できないようなトラブルが起こったらどうすればいいだろうか。

どんなに丁寧に使っていても、壊れるときは壊れる。

手に負えない場合は、メーカーや業者の修理に頼ろう。とは言え、それでも修理できないような破損の場合もある。
実は筆者がまさにそれで、先日ノートパソコンが突然故障してしまった。ハードディスクを取り出してクレードルに差し、直接アクセスを試みたが受け付けてくれなかった。物理的にハードディスクが壊れてしまったようだ。

●故障時に困らないための備え
故障したらどう対応するか、ももちろん大事だが、最も大切なのは、「壊れたときの備えを常にしておく」ということに尽きる。
・必要なデータは、外付けHDDとクラウド(または内蔵HDD)の最低2カ所に保存しておく
・定期的にパソコンのバックアップを取る
・定期的にメール送受信のバックアップを取る
・リカバリーディスクを作っておく

・ログインIDやパスワードを管理しておく

筆者の場合、パソコンそのものが壊れてしまったので、リカバリーディスクでの復旧はできない状態だ。しかし、外付けHDDにメールやその他データのバックアップを取っていたので、新しいパソコンに買い換えても、過去のメールのやり取りなどは復旧できた。
ただ、一時的に内蔵HDDにしか保存していなかったいくつかのデータは諦めるしかなく、常に細かなバックアップが必要だと、痛感した次第だ。

人ごとだと思わずに、万が一の事態に備えて、上手にパソコンと付き合っていきたいものだ。