世界ロードレース選手権第5戦フランスGP、MotoGPクラス決勝。表彰式に臨む(左から)モビスター・ヤマハのヨハン・ザルコ、マーベリック・ビニャーレス、レプソル・ホンダのダニエル・ペドロサ(2017年5月21日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】世界ロードレース選手権(WGP 2017)第5戦のフランスGPは21日、ルマン(Le Mans)のブガッティ・サーキット(Bugatti Circuit)でMotoGPクラス決勝が行われ、モビスター・ヤマハ(Movistar Yamaha)のマーベリック・ビニャーレス(Maverick Vinales、スペイン)が、バレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)との激しい勝負を制して優勝を飾った。

 ビニャーレスの勝利は、自身を追う38歳の同僚ロッシが最終周に転倒したことで舞い込んだ。同じくヤマハで地元期待のヨハン・ザルコ(Johann Zarco、フランス)が2位に入り、チームの通算500勝目を祝った一方、レプソル・ホンダ(Repsol Honda)のダニエル・ペドロサ(Dani Pedrosa、スペイン)が3位に入っている。

 ポールからスタートしながらも、レース序盤ではザルコにリードを許していた22歳のビニャーレスは「ただただ信じられない。最後まで、最終ラップまでベストを尽くした。ここフランスGPで、自分が持っているすべてをね」と喜んだ。

 優勝争いのボルテージは、残り3周でロッシがトップに躍り出た瞬間に最高潮へ。ル・マンの激しい日差しを浴びる10万人の観客は、大盛り上がりとなった。これで勝負あったかにも見えたが、最終ラップでロッシがらしからぬミスを犯すと、ビニャーレスが再び首位に。抜き返しを試みたロッシだったが、最後はコントロールを失い万事休すとなった。

 チャンピオンシップ争いでは、今季5戦目にして3勝目を挙げたビニャーレスが85ポイントとし、68ポイントのペドロサを2位に抑えた一方、ロッシは62ポイントの3位に後退している。また、昨季王者でホンダのマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)はリタイアを喫し、4位となっている。

 レース後に致命的な「ミス」を犯したと認めたロッシは「間違いなく、自分にとって今季最高の結果になる可能性があった」とした上で、「1ポイントも持ち帰れないのは大きな恥だ。確実な勝利を逃したのに加え、ポイントを取りこぼして総合順位のリードを失ったことについても、非常に申し訳なく思う」と悔やんだ。
【翻訳編集】AFPBB News