テニス、イタリア国際、男子シングルス決勝。トロフィーを手にポーズをとるアレクサンダー・ズベレフ(2017年5月21日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2017)は21日、男子シングルス決勝が行われ、大会第16シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を6-4、6-3で下し、自身初のマスターズ優勝を果たした。

 ここ10年間では史上最年少となる20歳の若さでマスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)の決勝進出を果たしていたズベレフは、今大会のタイトル獲得で世界トップ10入りが確定。28日開幕の全仏オープンテニス(French Open 2017)へ向けて優勝候補に名乗りを上げた。

 一方、20日に行われたドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)との準決勝はストレートで完勝した世界2位のジョコビッチだったが、この日は暴言でコードバイオレーションを取られるなど、センターコートで苦しいパフォーマンスとなった。

 キャリア通算のタイトル獲得数を4にしたズベレフは、これが今季3勝目。一方、22日に30歳の誕生日を迎えるジョコビッチは、史上最多となる31回目のマスターズ優勝はならなかった。

 1990年代生まれの選手として最初のマスターズ優勝者になったズベレフは「史上最高の選手の一人であるノバクとの対戦――あなたと共にコートに立てたのは光栄なことだ」と長年にわたって練習相手も務めたジョコビッチに言葉をかけた。

「あなたは素晴らしい選手。今週は勝てなかったけど、パリ(Paris)に近づくにつれて、あなたが優勝の本命の一人になると確信している」

 第1セット最初のゲームに加え、第2セットでも第3ゲームで先にブレークに成功したズベレフは「最初のポイントから最後まで攻撃的にいかなければならないと理解していた。これだけ攻撃的なテニスを維持し、彼に試合の主導権を譲らなかったのは、私にとって非常に重要だった」と振り返った。

「大会を通してかなり良いサーブが打てていたので、自分のサービスでは安心できた。彼をブレークできるかの方が疑問だった」

 一方、ファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)との準々決勝が雨で順延になったことを受け、前日には1日に2試合を戦うことを余儀なくされていたジョコビッチは、ズベレフに対してリズムをつかむのに苦労した。

 試合後には「強風や(ボールの)跳ね」など「まったく異なる」コンディションに不満を口にしたジョコビッチだが、ズベレフの勝利は「間違いなくふさわしかった」と対戦相手を称賛した。
【翻訳編集】AFPBB News