サウジアラビア首都リヤドで演説するドナルド・トランプ米大統領(2017年5月21日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】就任後初外遊中のドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は21日、サウジアラビアの首都リヤド(Riyadh)で開催されたイスラム諸国指導者との国際会議で演説した。この中でトランプ氏は、過激派との闘争を「善と悪の戦い」と表現し、宗教の名の下での暴力行為には断固反対の姿勢を改めて示すよう呼び掛けた。

 イスラム圏の首脳数十人を前に行った注目の演説でトランプ大統領は、イランを強く非難した一方で、イスラム教に対してはこれまでのトーンを和らげ、宗教間の争いという捉え方を否定。「これは人命を奪おうとする野蛮な犯罪者らと、それを守ろうとするあらゆる宗教の良識ある人々との戦いだ。善と悪との戦いなのだ」 と強調した。

 またトランプ氏は、スンニ派(Sunni)の大国サウジアラビアと対立関係にあるシーア派(Shiite)国家のイランについて、「宗派間紛争とテロの火」に油を注いでいると非難。「イラン政権が進んで平和のパートナーになろうと努めない限り、良心のあるすべての国家が一致団結してイランを孤立させていくべきだ」と語った。

 トランプ政権が出したイスラム圏一部諸国からの入国禁止令や、トランプ氏による2015年の「イスラム教徒はわれわれを憎んでいる」という発言などにより、緊張が高まる中で行われたトランプ氏のこの演説はとりわけ注視され、今回のリヤド訪問の中核をなすものとなった。

 トランプ大統領の初外遊は8日間の日程で行われている。22日にはイスラエルとパレスチナ自治区を訪れ、その後欧州へ向かう予定。
【翻訳編集】AFPBB News