by Morre Christophe

朝目覚めたら、まずスマートフォンでSNSや新着メッセージをチェック……という人も多いはず。しかし、「朝にデバイスを触るべきではない」として、さまざまな分野のプロフェッショナルやリーダーに対して600本以上のインタビューを行い、自己啓発本のベストセラー「Unmistakable: Why Only Is Better Than Best」を記したSrinivas Rao氏が、朝起きてからの3時間の過ごし方がいかに人生を左右するかについてつづっています。

The First 3 Hours of Your Day Can Dictate How Your Life Turns Out

https://themission.co/the-first-3-hours-of-your-day-can-dictate-how-your-life-turns-out-8373540330e7

1日の最初の3時間が、その人の1日や人生全体に対していかに影響を与えるのかは、以下の通り。

◆1:最も決断に向いている時間帯が「朝」



by darkday

意志の力は決断を行うごとに減っていくので、一日の終わりに向けて少なくなっていきます。逆に言うと、1日のうちで最も意志の力を持っているのが、起きたばかりのまだ何も決断していない「朝」。そのため、集中力や決断力を必要とする重要な仕事は朝に行うのが最適とのこと。無意味なタスクを朝に行うと、限りある意志の力を無駄にしてしまいます。

◆2:朝は思考が落ち着いている



by Augusto Serna

1日の中でメールを読み、インターネット上にあふれるリンクを興味の赴くままクリックし、何十通ものメールを送受信していると思考が散漫になっていきます。このような日常行為はクリエイティビティを制限し、人が集中することを困難にします。

一方で、朝起きてすぐであれば思考は非常に穏やかです。日常にあふれる洪水のような情報をまだ受け取っていないので、フローの状態にも入りやすく、クリエイティビティを発揮しやすい状態にあります。

◆3:物理的な意味で誰にも邪魔されない時間を持てる



by ernestkoe

また、物理的に邪魔される可能性が少ないのも、朝に重要な作業をすべきという主張のポイント。朝の早い時間であれば電話がかかってくることも、ミーティングが行われることも、子どもが叫びながら飛び込んでくる可能性も少ないので、物理的に邪魔されることなく作業ができます。

◆4:1時間早く起きれば自由な時間が1時間増える



by Markus Spiske

私たちは1日24時間という時間枠に1時間を追加することができません。一方で、いつもより朝1時間早く起きるだけで、1時間多く、自分のやりたいことに時間を割けます。1日だけ早起きするなら1時間ですが、1週間続ければ7時間、1年続ければ365時間を手に入れることができます。

◆5:1日の終わりに達成感を得られる



by ThoroughlyReviewed

出会い系アプリに時間を割いたり、Facebookを見続けたり、メールのやりとりばかりをした1日の終わりには、「自分は今日、自分の人生をよくするためのことを何もしなかった」とやるせない気持ちになるかもしれません。しかし、1日のはじめに重要なことを行うと、1日の終わりに達成感を得ることが可能とのこと。

「そうは言っても自分は朝型人間ではないから……」と考える人もいるはず。そんな人のために、Rao氏が朝型人間になるためのポイントを記しています。

◆自分が早起きに成功しやすい状態を作り出す

人々が自分の行動を変えようとする時に失敗するのは、「持続できないこと」をやろうとするからだとRao氏は語ります。どうすれば自分が「早起き」を実現することができるのかを考え、自分が早起きを実現しやすくなるような「ゴール」を設定することが大切とのこと。

例えば、コンテンツ戦略家のKingshuk Mukherji氏は「毎週起きる時間を15分ずつ早めていく」というゴールを掲げ、そのために「(1)ベッドから抜け出す」「(2)眠気を殺す」という2つの単純なルーティンを行いました。

ただし、一見すると簡単な上記の行動がいかに難しいのかというのは、早起きを習慣づけようとして失敗したことのある人ならわかるはず。そこでMukherji氏はAlarmyというアプリを使用し、何かのバーコードをスキャンするまで目覚ましのアラームが鳴り止まないようにしました。このとき、アラームを消すためにスマートフォンの電源を切ったり、サイレンスモードにしたりすることはできません。つまり、バーコードがプロテインパウダーの缶のフタにある場合、Mukherji氏が取りうる行動は、スマートフォンを真っ二つにへし折るか、ベッドから抜け出してプロテインパウダーのバーコードをスキャンするかの2択。やむを得ず、アラームを止めるためにMukherji氏はベッドを抜け出すことになるわけです。

その結果、朝8時30分に起きていたMukherji氏は、今では6時35分に目覚めているとのこと。そのおかげで、それまで夕方の6時までかかっていたタスクを、午前中に終えることが可能になったそうです。仕事量は変化していないのですが、朝に作業を行うことで集中の質が向上し、生活の全てが変化したそうです。早起きを習慣づけるためのメソッドとして「紅茶を飲め」「コーヒーを飲め」「冷たいシャワーをあびろ」「散歩をしろ」など、多くのことが言われていますが、これらは重要ではなく、大事なのはとにかく「ベッドを抜け出すこと」、そして「眠気を振り払うこと」の2つ。それを実現するために効果があるのなら、何を行ってもよいわけです。



by Alisa Anton

とはいっても、早起きそのものにスーパーパワーであるわけではありません。早起きして、朝に質の良い時間を過ごすことが「力」を持つのです。余暇をどう過ごすか考えるのと同じように、「1日のうち自分が最も研ぎ澄まされ、誰にも邪魔されない環境」で、自分が何をすべきなのかを考える必要があるわけです。・関連時期

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