18日、韓国メディアによると、韓国産のコメが史上初めて、海外支援食糧として運ばれる。1950〜60年代には海外から支援を受けていた韓国が逆に支援を行う立場になったとあって、韓国のネットユーザーも大きな関心を寄せている。写真は韓国料理店のご飯。

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2017年5月18日、韓国・聯合ニュースなどによると、韓国産のコメが史上初めて、海外支援食糧としてカンボジア・ミャンマーに向けて運ばれる。1950〜60年代には海外から支援を受けていた韓国が逆に支援を行う立場になったとあって、韓国のネットユーザーも大きな関心を寄せている。

韓国農林畜産食品部は同日、日中韓および東南アジア諸国連合(ASEAN)が食糧安全保障などの観点から取り決めた「ASEAN+3緊急米備蓄(APTERR)」協定に基づき、韓国産のコメ750トンを海外援助用として提供することを明らかにした。コメは18〜20日の間に韓国南部・光陽(クァンヤン)の港を出発、250トンがカンボジアに、500トンがミャンマーに、それぞれ6月中旬までに届けられる見込みだ。現地に到着したコメは以降1年間倉庫に保管され、災害など非常時の食糧として使われる予定という。

金在水(キム・ジェス)農食品部長官は「今回の援助がたとえ小規模にしても、援助を受けていた国から援助する国になる歴史的な瞬間だ」とし、「今後、コメ支援が国際協力の強化と国内のコメの需給安定にも役立つものと期待している」と述べた。韓国はかつて海外から食糧援助を受けた時代もあったが、近年では生産過剰と需要減少によりコメ余りが問題となっている。

韓国でこのニュースに対するネットユーザーの関心は高く、記事には1000を優に超えるコメントが集まっている。内容をみると、「よくやってくれた」「北朝鮮以外に支援すべき所は多いよ」「もっと貧しい国にも贈ってあげよう」と肯定的な意見もあるものの、むしろ否定的な受け止めの方が多いようだ。

「そのコメ、国内で分けたら駄目なの?」「自国民を優先してくれ。無料食の配給所に支援できるだろう」「国内にもコメを買えない極貧の人がいるんだ。まずはその人たちに余剰米を分けるべき」など、海外援助ではなく国内の「援助」に使うべきとの意見が圧倒的だ。

そして中には「それなら米国からコメを輸入するのはやめろ」「余りまくってるコメをたくさん贈る代わりに、目いっぱい韓国の宣伝もしてくれよ」と少々現金な意見もあった。(翻訳・編集/吉金)