生き埋めになった赤ちゃんを発見した犬(出典:http://en.newsner.com)

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犬は優れた嗅覚があることで知られるが、このほどそのおかげで1人の幼い命が救われた。中国・重慶市で起こったニュースを国内メディア『Pear Video』や英『The Sun』『The Telegraph』などが伝えている。

5月6日、重慶市江津区の人里離れた森の中で、生き埋めにされた赤ちゃんが見つかった。犬の飼い主であるヤン・ジアリさんは、突然飼い犬が家から飛び出していったので心配して探しに出た。

やがて無我夢中で地面を掘り起こしている飼い犬を見つけ、近寄ったヤンさんはそこに生まれて間もない赤ちゃんが泣いている姿を発見した。赤ちゃんはすぐに町内にある診療所へ連れて行かれた。

診察した医師によると、この男児は青白い顔をしており心拍や呼吸もわずかで、口には泥が詰まっていたという。男児はその後、江津区にある病院に搬送されたがリ・フェン小児科部長は「現在、男児は発見時より幾分かは回復しているものの、深刻な病気を抱えているようです。危険な状態は続いており、生きる力を取り戻すまでにはしばらく時間が必要でしょう」と話している。

『The Telegraph』によると、中国農村地帯では赤ちゃんの亡骸を土に埋めるのは珍しいことではないそうだ。しかし貧困エリアでは、経済的負担により生まれた我が子を埋めてしまう親もいるようで、中国国内では障がいや何らかの病気を抱えて生まれて来た赤ちゃんが毎年何千人と捨てられているという。

この男児の場合は誰も引き取りに来なかったことから、地元警察では「恐らく家族が、子供が亡くなったと思って埋めたのだろう」と話しており、今も調査が進められている。

なお南アフリカでは先月、両親に認めてもらえないだろうと心配した25歳の女性が、出産した第2子を生き埋めにする事件が発生した。この男児も2日後に無事に救出、保護されている。

出典:http://en.newsner.com
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)