菅官房長官は21日夕方の臨時記者会見で、北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、日本の排他的経済水域(EEZ)外の日本海に落下したとの推定を発表した。

 菅官房長官は会見で「航空機や船舶の安全の観点から極めて問題ある行為で、安保理決議の明確な違反」「度重なる北朝鮮の挑発行為を断じて容認できず、強く非難する」と述べた。

 韓国軍合同参謀本部も同日、北朝鮮が午後4時59分ごろ、中部の北倉付近から東の方向に弾道ミサイル1発を発射したと明かした。韓国メディア・朝鮮日報によると、飛行距離は500キロで、「詳細情報は韓米が分析中」と報じた。

 北朝鮮のミサイル発射は、今年に入って8回目で、今月14日には平安北道から新型長距離ミサイルである「火星-12型」を発射し、800キロ飛行させた。同ミサイルは最高高度2000キロまで上昇し、北朝鮮は大気圏再突入に成功したと主張した。

 米NBC放送も米国防部の発表として「火星-12型」ミサイルが大気圏再入に成功したと最近、報道した。

 安倍首相は北朝鮮のミサイル発射との一報を受けて、情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対して、迅速・的確な情報提供を行うこと、航空機、船舶等の安全確認を徹底すること、不測の事態に備え、万全の態勢をとることの3点を指示した。またNHKによると、官邸で午後6時20分ごろ、安倍首相や岸田外務大臣、稲田防衛大臣らが出席する国家安全保障会議(NSC)の閣僚会合が開かれた。

(編集・甲斐 天海)