デキる男、ジェレミー・レナー
 - Photo by Eric Catarina / Getty Images

写真拡大

 『ブレードランナー 2049』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督と組んだ『メッセージ』(公開中)で、謎の知的生命体とコミュニケーションをとろうとする物理学者のイアン・ドネリーを演じているジェレミー・レナーが、作品に重ねながら自身の父親としての顔、そして大成功を収めている意外な副業について明かした。

 『メッセージ』は、レナー演じるイアンと、エイミー・アダムス演じる言語学者のルイーズが、地球外生命体との「会話」を試みる物語だが、そこにルイーズと娘の関係が絡み、思わぬ家族ドラマにも切り込んでいく。私生活でも3歳の娘の父親であるジェレミーは、この点に深く共感したそうで「僕自身、父親になったからこそ感動した部分も多い。特にラストシーンは素晴らしい。この映画は人間の老いについても描いているんだ。子供がいる人と、そうでない人では、この映画から受ける印象や影響はかなり違うんじゃないかな」と自説を展開する。

 2012年の『ボーン・レガシー』のプロモーションに続き、2016年12月の東京コミコンで来日したジェレミーだが、「街をゆっくり見てまわる時間がなかったのが残念。弟とは『いつか一緒に大阪に行きたい』なんて話している。少なくとも東京を数日間でまわってみたいね。自分が家を建てるときの参考に、建築物を見てみたいんだ」と日本の建築に興味があることを打ち明ける。

 その理由の一つは、ジェレミーの「副業」にあった。俳優業以外の目標について尋ねると、彼の話は止まらない。「今後、もし映画の仕事がもらえなくても、僕は多忙な日々を送ると思うよ。友人と不動産業を営み、これまで26軒の家を建ててきたし、タホ湖(カリフォルニアとネバダの州境)の近くに自分の家を建てる計画も進んでいる。映画の合間にやっている音楽も、もっとがんばりたいんだ。レコーディングについて勉強しなくちゃね。あと出版社にも興味あるし……」と次々に野望がとび出す。

 『アベンジャーズ』シリーズの新作『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー(原題) / Avengers: Infinity War』でホークアイを演じ続けるジェレミーも現在46歳。「鍛え続ければ、まだまだ体型はキープできそう。アクション映画の役をこなせるくらい、自分では若いと思っている」とのことで、映画の仕事も途切れることはなさそう。今後も彼の人生は、増々多忙を極めそうだ。(取材・文/斉藤博昭)