アラフォーで初合コン。慶応卒男の“学歴差別”にゲンナリ【シングルマザー妊活】

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【シングルマザー社長の妊活記 Vol.15】

 バツイチシングルマザーの杉沢です。

 絶賛妊活中ですが、相手はいません。アラフォーに片足を突っ込んでいる私の卵子ちゃん、まだ元気かな?

 10代の頃から水商売に身を投じていた為、“合コン”というものをほとんど経験したことのない私。(水商売のお仕事自体が毎日合コンみたいなものなので。)今だってバツイチとはいえ、もうこの年齢なので、一生経験することはないと思っていたのですが……ひょんなことから後輩の女の子に合コンに誘われたのです! しばらく悩みましたが、思い切って参加してみることにしました。

◆シングルマザー、人生初の合コンへ

 参加者は、後輩のM子とT美、共に29歳。そして、合コンのお相手は、一流広告代理店に勤めるエリート3人組。

 指定されたレストランへ到着すると、3人のうち2人の男性がすでに座っていました。二人共さわやかなイケメン風で、細身のスーツが良く似合う、「THE・エリート」といった雰囲気。もう一人は仕事で遅れるとのことなので、先に始めることに。

「カンパーイ!!」

 シャンパンで乾杯をし、自己紹介をしつつ盛り上がっていると、30分遅れで登場したのが、R君33歳。さわやかな二人に対し、ちょっとばかり雰囲気が違うR君。そんな彼のスペックはこちら。

【スペック】
年齢:33歳
職業:大手広告代理店勤務
推定年収:700万円
結婚:独身
外見:山田孝之似の濃い顔
性格:高学歴至上主義

「お疲れ〜。ごめんごめん。プレゼンが長引いちゃってさぁ」と言う口元から見える不自然なほど白い歯、冬なのに日サロでも行ってるのかと思うほど日焼けした肌、腕には高級時計が光っています。

 このR君、慶応大学出身で、かなりのおぼっちゃんなんだそう。下町の貧乏育ちで高卒の私とは何もかもが違う。どう考えてもお友達にすらなれる気がしないので、1次会ではほとんど喋る事がないまま2次会へ。

◆2次会で見えた彼の本性

 2次会では、コの字型のソファになんとなく男女交互に座ることになり、私の隣にはR君が座りました。特に何を話したらいいのか分からず黙っていると、

R「志乃ちゃんて大学どこ?」

私「私、高卒」

R「えー!? そうなんだ! 見えないね!」

私「どういう意味?」

R「やっぱりさ、自頭の良し悪しって喋ればわかるじゃん? 俺、バカな女って嫌いだから。その点、志乃ちゃん賢そうだから、それなりの良い大学出てるかと思った」

私「あぁ……。R君は慶応のNY校だって? すごいね」

R「大したことないよ。でも、あいつら(他2人の友達)は早稲田ってかんじだよなw」

 自分の学歴を自慢しつつ、それ以下の人や早稲田卒の友達すらも小バカにするR君。

 その後もR君の自慢話は続きます。

R「やっぱさぁ、中華はシンガポールに限るな! フレンチはパリの「ラベイユ」かなぁ。ミシュラン2つ星の期待を裏切らない料理のクオルティに、スタッフのサービスのレベルも高いんだよ! 1人3万円は軽く超えるけど、行く価値はあるよ。あとはベネチアの……」

私「へぇ〜。へぇ〜」

 私のような凡人には、赤べこのように首を縦に振り続けることしかできないので、話題を変えることに。

◆この人とは、一緒に子供を育てられない

私「R君はさ、将来自分の子供にも私立の良い学校に入れたいの?」

R「当然だよ! 俺なんか幼稚園で因数分解できたからね! 最低でも慶應か一橋じゃね? 特に男で高卒とかマジで生きてる価値ないと思う。イマドキ英語が喋れないヤツも時代遅れだよな」

 やっぱりね。

 こういう男性は子供にも自分の価値観を植え付け、選択肢を与えない育て方をする人が多い。R君もきっとそうやって育ったのだろう。

 子供のうちから色んな経験をさせるのは良い事だと思うし、勉強に力を入れるのも良い。でも、それが当たり前でそれ以下の人を見下したり、バカにしたりしてしまうような大人になるのは悲しい事。R君が悪いんじゃない。親が悪い。そう思ったら、私は、こういう人とは一緒に子供を育てられないな、と思ったのです。

 妊活中の私にとって、「この人と子供を育てたい!」と思える人と出会えるかが最大のポイントなんだと改めて気付かされた出来事でした。

<TEXT/杉沢志乃>

【杉沢志乃(すぎさわしの)】
35歳。東京生まれ。ナンバーワンホステス時代に独学で行政書士試験に合格。25歳で小説『キャバクラ嬢行政書士の事件簿』(ゴマブックス)を出版し、翌年『キャバギョ!』でDVD化。以後シリーズ3まで出版。映像メーカー広報部を経て、現在は女性向け映像メーカー「ラ・コビルナ」の代表取締役社長となる