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自動車メーカー各社は、遅ればせながら確実に、EV戦略の概要を固めつつある。

興味深いのは、それが2方向に分かれていることだ。

一方はEV専用車の設定へ、もう一方は既存モデルへの電力パワートレイン搭載へ。

たとえばVWのI.D.というシリーズ名を冠した一連のコンセプト・モデルは、今後展開するモデル・レンジのベースとなるEV専用アーキテクチャーを示唆している。

対照的なのはシトロエンだ。リンダ・ジャクソンCEOは、2020年投入予定の新型EVも含め、スタンドアローンなモデルの開発ではなく、既存モデルをベースにすると語っている。

賢明なのはどちらか。

それぞれの戦略 メリットとデメリット

単一のEV用プラットフォームを開発することは、既存アーキテクチャーを大幅に改修してEV化するより、技術的にははるかに容易だ。

しかし、既存モデルのEV仕様であれば、各モデルの認知度を利用したマーケティングが可能になる。

見慣れたモデルのバリエーションと、聞き慣れない新型車、あなたが買うならどちらを選ぶだろうか。

この分野で先行してきたBMWは、いち早くEV専業の「i」ブランドを立ち上げ、展開してきた。

しかし、現在ではあらゆる選択肢に目を向けるようになってきた。間違いなく、EV市場での成功を収める近道を辿るためだ。