近頃はもうだいぶ暖かくなってきたこともあり、すでにエアコンを使用しはじめている方もいるようです。中には設定温度をとことん低く設定しガンガンエアコンをかけている人もいることでしょう。しかしエアコンの使いすぎには注意が必要。体調不良や肌荒れの原因となってしまうからです。

エアコンの使いすぎが自律神経を乱す

わたしたちの身体には本来、多少熱くとも寒くとも自らの体温を調整する機能が備わっています。しかしエアコンを使いすぎるとこの体温調節機能の働きが弱まり、自律神経の乱れに繋がりますす。自律神経は身体の恒常機能を担うものなので、これが乱れることによってあらゆる体調トラブルが生じてきます。そう、エアコンの使いすぎは身体の恒常機能を弱めてしまう危険な行為であるのです。

暑さで日中倒れてしまう方も

自律神経が乱れ体温調節機能が弱まることで、日中暑さで倒れてしまう方も多くいます。というのも体温調節機能が弱まることで、暑いときに汗をかいて体温を下げる、寒いときに震えて体温を上げる、といった身体の恒常機能が十分に発揮できなくなるからです。体温が調整できないと熱中症となるリスクも高まってきますが、自律神経の乱れによって引き起こされる症状はこれだけではありません。腰痛や肩こり、冷え、むくみ、下痢、便秘、不眠など。エアコンの使いすぎはあらゆる体調不良というかたちでわたしたちの身体を蝕んでいるのです。

肌荒れの原因にも

エアコンの使いすぎは肌荒れの原因ともなってしまいます。エアコンは空気を乾燥させる性質があるので、必然とわたしたちの肌は乾燥気味となっていきます。すると肌は皮脂を余分に分泌させ乾燥から自身を守ろうと働きかけます。こうなると肌の皮脂が過剰となり、毛穴が開きやすくニキビができやすい脂ギッシュな肌となってしまうわけです。エアコンの使いすぎは体調不良だけでなく肌荒れまでも引き起こしてしまうのですね。

こういったエアコンの使いすぎによって体調不良や肌荒れを引き起こさないためにも、エアコンの使用は適度に、そして設定温度も適度に設定しておきたいところです。とはいえエアコンの使用を完全に断つと逆に熱中症の原因となることもありますので、エアコンの使用をやめるという極端なことはやめておいた方が懸命でしょう。


writer:サプリ編集部