出土した宋代の蓮の種が発芽した。参考写真(Ketzirah Lesser & Art Drauglis)

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 1000年の時を超えて、宋朝時代のハスの花の種子が発芽した。このハスは今、浙江省杭州市の観光名所、西湖のハス池で新たな姿を披露している。

 ハスの種子は2年前に山東省済寧府北宋府(現在の済寧市)の北宋時代の地層から出土したと報じられている。杭州市の中国美術学院、李峥嵘博士が試行錯誤して栽培したところ、ハスは1000年の眠りから覚めて青々とした茎や葉を伸ばしている。

 もっとも、古いハスの種が発芽すること自体は、過去に例がなかったわけではない。1923年、遼寧省大連市普湾新区辺りでも大量の古代のハスの種が発見され、この時にも研究者が発芽させている。近年でも、数百年前のハスの種が発芽したという報告がいくつか存在する。

 イネや大豆、小麦など、植物の多くは、種子の寿命が最長でも10年ほどしかない。だがハスの種子は「ご長寿種子」として知られており、その寿命は830年から1250年と、世界最長を誇っている。環境条件さえ整えば、すぐに発芽が始まるため、研究者らは現代の遺伝子技術を使ってハスの種の長寿の秘密を探ることに興味を抱いている。

 1000年前の種子の発芽に、ネットユーザーらも驚きを隠せない。「生命とは本当に不思議なものだ。眠ったり目覚めたりできるなんて!」

(翻訳編集・島津彰浩)