提供:週刊実話

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 「週刊誌のグラビアなどでは今、往年の名女優の懐かしの映像や有名アイドルの復活水着が人気コンテンツとなっていますが、テレビ局ではかつてのアイドルアナたちの再登板が花盛りとなっています」(女子アナライター)

 テレビ朝日は先月(4月25日)、同局で定例の社長会見を開き、角南源五社長が4月から始まった週末のゴールデン帯のニュース番組『サタデーステーション』『サンデーステーション』について、「安心して見ていられる」と評価した(番組は共に午後8時54分スタート)。
 「土曜はフリーの高島彩がメーンキャスターを務め、俳優で歌手でもあるディーン・フジオカがインフルエンサーとして出演する『サタデーステーション』が4月22日にスタート。日曜もフリーの長野智子キャスターがメーンの『サンデーステーション』が始まりました」(報道番組関係者)

 件の会見で角南社長は、
 「サタデーは新鮮な、サンデーは安定したニュース番組だと思います」
 とそれぞれ特長がよく出ているとも話した。
 「初回の視聴率は、サタデーが8.7%、サンデーが8.0%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)と2ケタはいきませんでしたが、分かりやすい伝え方、内容は評価されています。ニュースは、土・日のこの時間帯でも確実にあるし、事件・事故もあると思うので、今後の視聴習慣に期待、といったところでしょう。テレビ朝日は、週末夜のニュース番組定着を狙っています」(放送記者)

 さて、『サタデーステーション』の高島彩(1979年2月18日生・38歳)は、フジテレビ('01年入社)時代は“アヤパン”の愛称で親しまれた。
 「'10年12月をもって退社。翌年からフリーとなりました。'11年10月、『ゆず』の北川悠仁と結婚。現在、2人の女の子の母親でもあります」(女子アナウオッチャー)

 高島が生情報番組のキャスターを務めるのは、'10年10月に降板した局アナ時代の『めざましテレビ』以来6年半ぶり。
 「しかもフジテレビを退社後、これが古巣以外で初めてのレギュラー番組。ちょっと意外でした」(スポーツ紙記者)

 土曜の夜9時といえば、ファミリー層の視聴者が特に多い時間帯。
 「そこで、性別にかかわらず、どの世代からも好感度の高いアヤパンに“白羽の矢”が立ったというわけです」(放送関係者)

 高島はこの出演オファーに当初は、
 「週末の夜9時は、ちょうど家事が一段落して情報番組を見たいという欲求があったのですが、まさかお届けすることになるとは」
 と驚いていたが、番組がスタートした現在は、
 「大好きな生放送。改めて身を引き締め、その時々に起こる事象に敏感に反応してお伝えしたいと思います」
 と毎回やる気をみなぎらせているという。
 「高視聴率ドラマだった『下町ロケット』(TBS系)にフリージャーナリスト役として出演。見事な演技を見せた時は、本格的に女優業へ転身かと一部で取り沙汰されましたが、本心は情報番組のキャスターをやりたかったんです。ですから、今度の仕事は、彼女にとっても願ったり叶ったり。“生”にヤル気満々なんです。もちろん、“生は放送だけ”で、寝室での“生”は御法度。妊娠でもしたら、えらいことになってしまいますから」(前出・女子アナウオッチャー)

 ただ、心配ごともある。
 「ディーン・フジオカの存在です。“世間に与える影響力を持つ人”という意味の“インフルエンサー”として出演していますが、いまいち、コメントがかみ合っていないような気がします」(芸能記者)

 テレビ朝日としては、中高年女性から絶大な人気を誇るディーンの出演は番組の“目玉”。
 「とはいえ、ディーンはしょせん芸能人ですから、何でもコメントできるというわけではないんです。難しい時事ネタでコメントを求められても困りますからね。事前に“NG条項”を申し出ているとの情報もあるんです」(テレビ局関係者)

 だからといって、高島も年下のディーンに臆してばかりはいられない。
 「アヤパンは育児で忙しい中でも、新聞や雑誌を読んで情報収集は欠かしません。ディーンについても調べているようで、インスタをチェックしたり、関係者からも彼の興味がある企画などをリサーチしているようです。彼女の気配りが、数字(視聴率)につながることを願うばかりです」(同)