世界ランキング4位のラファエル・ナダル【写真:Getty Images】

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イタリア国際で完敗、クレー17連勝でストップ…米紙「全仏前に問題にぶつかる」

 男子テニスのイタリア国際は19日(日本時間20日)、準々決勝が行われ、世界ランキング4位のラファエル・ナダル(スペイン)が同7位のドミニク・ティエム(オーストリア)に4-6、3-6でストレート負けを喫した。「赤土の帝王」と呼ばれる30歳はクレーで今季17連勝を飾っていたが、快進撃もストップ。試合後、敗因について連戦による蓄積疲労を挙げている。米紙「ニューヨークタイムズ」が報じた。

「クレーで支配的、ラファエル・ナダルが全仏オープンを前に問題にぶつかる」との見出しで特集した記事では、よもやの敗戦を喫したナダルについて特集している。

 今季のナダルはクレーコートシーズンに入ってから全勝。モンテカルロ・ロレックス・マスターズ、バルセロナ・オープン、マドリード・オープンで3大会連続で優勝を飾った。ここまでクレー17連勝と勢いに乗る30歳は、記事では「特にクレーでは今年の彼のプレーは非常に素晴らしく、全仏オープンで優勝最有力候補となっている」と紹介した。

 しかし、イタリア国際では世界ランク7位の24歳に苦杯を舐めた。勝ったティエムは、ナダルについてこう語ったという。

「彼と対戦する際、セットやブレイクを取ったとしても決して安心することはできない。なぜなら、彼は簡単にポイントを与えてくれないからだ。彼は決して諦めない選手だ。恐らく、テニス界最高のファイターだ。特に、クレーでは明らかに彼に勝つことは最も困難なことの一つだ」

 一方、敗れたナダルは原因について、快進撃の裏でこなしてきた試合数の多さを挙げている。

本命の全仏へ心機一転「明日はマジョルカ島で釣りをするか、ゴルフを…」

「簡単なことではない。ここ4週間ほとんど毎日プレーした後だ」

 試合後、ナダルはこのように話したという。連勝の長さが代償となり、30歳の肉体に溜まった疲労もあったようだ。V候補の本命とされる全仏オープンは28日開幕。1週間あまりでコンディションを整え、ベストの肉体を取り戻すことが求められる。

「明日はマジョルカ島で釣りをするか、ゴルフ、もしくは他のことをするよ」

 つかの間のオフでリフレッシュし、ナダルは心機一転をもくろんだ。

 記事では「フェデラーはクレーコートのシーズンを欠場し、ランク1位のアンディ・マレーと2位ノバク・ジョコビッチは不振に陥っている。男子ツアーにおける力関係はナダルに傾いている」と紹介されたスペインの至宝。短期間で再調整し、テニス界の覇権を握りたいところだ。