目の前をものすごいスピードで駆け抜けるF1マシンは、カメラマンにとっても絶好の被写体です。現代のデジタルカメラを使えば、ハイクオリティな写真を秒間20枚も撮影することができますが、あるカメラマンは104年も前に作られたアンティーク級のカメラを使ってF1グランプリの姿を雰囲気のある写真に収めています。

Photographer Shoots Formula 1 With 104-Year-Old Camera, And Here’s The Result | Bored Panda

http://www.boredpanda.com/photographer-shoots-f1-old-graflex-camera-joshua-paul/

レトロすぎるカメラでグランプリの撮影を行ったのは、写真家のジョシュア・ポール氏。1913年にグラフレックス社が製造した4×5インチ版プレスカメラをグランプリの現場に持ち込み、他のカメラマンと一緒にサーキットを走るF1マシンやピットの様子、ドライバーの表情などを収めました。

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そうして撮影されたのが次のような作品。撮影はもちろん白黒写真で、独特の粒子感のあるものに仕上がっています。

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ウェットコンディションで水しぶきを上げながら走るマシン。水煙の粒子感や四隅が暗くなるケラレなど、実に雰囲気のある写真になっていることが感じられます。

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サーキットを彩る女性の姿も。

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現役F1ドライバー、ダニエル・リカルドをパチリ。ありふれているはずのドライバーの写真ですが、えも言われぬ空気感が漂っています。

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ポール氏はこのカメラを、自身のインストラクターだったジェイムジ・フィー氏から譲り受けたとのこと。フィー氏の暗室の片付けを手伝うかわりとしてもらうことができたカメラは、戦場カメラマンの草分け的存在で、日本で作品展が開かれることもあるマーガレット・バーク=ホワイト氏が使っていたものと同じモデルだそうです。

撮影の難しさを尋ねられたポール氏は、撮影そのものは難しくないが、撮影後の現像などの処理に難しさがあると語っているとのこと。もともとはF1グランプリに関わりがなかったポール氏がグランプリに足を運ぶきっかけになったのが、たまたまスケジュールの都合があったから、というものだそうです。2013年にスペインで行われたロックバンド「ブラー」のコンサートを撮影する予定を立てていた時に、ちょうどF1スペイングランプリが同じタイミングで開催されることを知ったポール氏はアメリカの自動車誌「Road & Track」を通して撮影の申請を行いました。出発の3日前にグランプリ側から許可を受け取ったポール氏が現地に到着すると、すぐさま「モナコグランプリ」に招待され、さらに残りのレースにも招待されることになったとのこと。ポール氏はそれまで、自動車を撮影したことすらなかったそうです。

ピット作業中のマクラーレンチームの様子。

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コーナーを走り抜けるマシン

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そして、ピットからコースに出るマクラーレンホンダのマシンも。ポール氏が撮影したF1グランプリの風景は、このページから全4ページにわたって見ることができます。

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