元・アメリカ陸軍情報分析官で機密文書をWikiLeaksに漏洩した罪で禁錮35年の実刑判決を受けたチェルシー・マニング(旧名:ブラッドリー・マニング)氏が、ついに釈放されました。晴れて自由の身となり、女性として新しい人生を歩み始めたマニング氏が、喜びの声をTwitterを通じて発信しています。

Chelsea Manning posts 1st photo revealing new look as a woman - ABC News

http://abcnews.go.com/US/chelsea-manning-posts-photo-revealing-woman/story?id=47490580

情報分析官としてイラクで従軍したマニング氏は、アメリカ軍の軍用ヘリ「アパッチ」がバグダッドで民間人を攻撃した映像を含む、機密文書やムービーデータなどを不正に持ち出してWlikLeaksに提供しました。

アパッチから民間人を銃撃する様子は以下のムービーで閲覧できます。かなりショッキングな内容なので再生には注意が必要です。

3年前の米軍ヘリによるイラク市民銃撃映像、告発ネットが公開 - YouTube

マニング氏の漏洩がいわゆる「WikiLeaks事件」につながり、マニング氏はスパイ活動法違反などの罪に問われて禁錮35年の実刑判決を受け収監されました。判決が下された日に自らが性同一性障害であることを告白し、女性として生きると決めたマニング氏の釈放を求める市民運動が起こるなど、マニング氏の処遇を巡っては、アメリカ国内でも意見が分かれていました。

マニング氏は2016年には刑務所で自殺未遂事件を起こしています。

米軍の機密情報をWikileaksに漏らして禁錮35年に処せられたマニング元上等兵が自殺未遂 - GIGAZINE



WikiLeaksの創始者のジュリアン・アサンジ氏は、「オバマ大統領がマニング氏に慈悲を与えるならば、自分がアメリカの刑務所に収監されるのに同意する」とTwitter上で発表するなど、マニング氏の釈放を求める声の大きさが弱まることはありませんでした。





マニング氏に恩赦を与え減刑するようにオバマ前大統領に求める大規模な署名運動が起こるなどした結果、オバマ前大統領は任期が終わる直前の2017年1月にマニング氏への恩赦を決定し、2017年5月17日に保釈されることになりました。

機密情報漏洩で禁錮刑を受けたマニング元上等兵の釈放が決定、アサンジ氏の動向は? - GIGAZINE



そして、2017年5月17日がやってきて、マニング氏は保釈されました。保釈されて最初のツイートは、「これが自由への第一歩」と写真付きで投稿。





熱々のピザも食べたとのこと。





多くの人から祝福のコメントをもらったマニング氏は、元気な姿を見せて欲しいという求めに応じて、女性になった自分の姿を写真付きツイートで公開しています。